~仕事の『場合分け』をしよう~

組織・ビジネス
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TOMO
TOMO

今日も残業か…。

お疲れさん。

ワタシ
ワタシ

うーん、なかなか仕事が終わらなくてね。

TOMO
TOMO

お前の仕事量は詳しくは知らんけれども…。

やらなくていいことばっかりやってんちゃう?

ワタシ
ワタシ

いや、そんなことないと思うんだけど…。

でも、強くも否定できない気もするかも。

TOMO
TOMO

…それはどういう意味や?

ワタシ
ワタシ

いや、やっぱり仕事でも「本当にこの仕事必要なのかな」とかって考えるんだけれども…。

「整理の仕方」とかイマイチ分かってないのかもしれない。

TOMO
TOMO

以前に「重要」と「緊急」のマトリックスの図って見せへんかったか?

ワタシ
ワタシ

あぁ…。

確か前に見た気がする。

TOMO
TOMO

それを「仕事」に当てはめて、しっかりと「場合分け」していけばえぇ。

仕事っておのずと減っていくもんやで。

ワタシ
ワタシ

もう少し詳しく知りたいから…。

もう一回教えてもらっていいかい?

TOMO
TOMO

えぇで。

じゃあ、まずこのマトリックス図を見てほしいねんけど。

ワタシ
ワタシ

うん、「重要」と「緊急」のマトリックスね。

TOMO
TOMO

この場合やと、右上の①が重要度も緊急度も高いよな?

本来やるべき一番の仕事になるわな。

ワタシ
ワタシ

うん。でも仕事してると、全ての仕事が①に思っちゃっているんだけれども…。

それっておかしいんだよね?

TOMO
TOMO

おかしいわ。

そんなわけないもんな。

ワタシ
ワタシ

…そうだよねぇ。

TOMO
TOMO

実際、右下の②の仕事の方がみんな多いんとちゃうかの?

ワタシ
ワタシ

②は重要度は高くないけれど、緊急度は高いって仕事かぁ…。

TOMO
TOMO

いわゆる「ルーティーン業務」ってやつやな。

ワタシ
ワタシ

ルーティン業務か。

自分にもあるっちゃあるなぁ。

TOMO
TOMO

「すぐにやらなきゃいけない」っていう感覚よりかは…。

ある程度の期限が「〇日」って決まっているから、みんなとりあえずこなしていくっていうイメージかの?

ワタシ
ワタシ

あぁ、なるほどね。

TOMO
TOMO

でもこの②の仕事っていうのは重要度は高くないんやから、本来やったら減らしていきたいところやな。

ワタシ
ワタシ

あぁ…そうか。

重要度は高くないけどその日なんとなくやらなきゃいけないっていう仕事なら、確かにそれは減らした方がいいかもね。

TOMO
TOMO

でもこれが実際なかなか減らんのよ…。

ワタシ
ワタシ

…そうなの?

TOMO
TOMO

だって、その②の仕事がなくなってみぃ?

1日のうち大半が「何も出来へん」っていう人が、ずいぶん増えると思わんか?

ワタシ
ワタシ

…なるほど。

仕事のほとんどがルーティンだと、そうなるね。

TOMO
TOMO

だからこの②の仕事を減らそうとすると、思わぬ所から抵抗にあうってことはありえるのよ。

ワタシ
ワタシ

でも①と②だったら、①の仕事をした方が良いよね?

TOMO
TOMO

そうやな。

だから②は「減らせないかなっていう視点で普段から見る仕事」って考えなあかんで。

ワタシ
ワタシ

そんで③は「緊急度は低いけど、重要度が高い」仕事かぁ…。

TOMO
TOMO

これが一番問題やな。

本来は積極的にやらなきゃいけないけれど、手が付けられずに放置されがちっていう特徴があるな。

ワタシ
ワタシ

…放置されがち?

なんで?

TOMO
TOMO

重要度が高いから、みんな「なんとなくやらなきゃいけない」っていう意識は持ってるんや。

せやけれども「今すぐ手をつけなくてもとりあえず大丈夫か」っていう形で、いつまでも放置されがちやねん。

ワタシ
ワタシ

あぁーでも分かる気がする。

「人材育成」とか「採用計画」とか「人事制度」とか…なんかそんなのはこの③っぽいな。

TOMO
TOMO

せやな。

仕事において後回しにされがちやねんけど、重要度はやっぱり高いからなんとか手つけていかなあかんのよな。

ワタシ
ワタシ

うん…。

でも、その時間がね。

TOMO
TOMO

だからさっきも言った通り②の仕事を減らして、③の仕事をやることが大事やねん。

もっと言うと「③やなくて①の仕事や」っていうカタチで、どんどん認識を改めていかなあかん話やねんけどな。

ワタシ
ワタシ

あぁ…なるほどね。

TOMO
TOMO

そして最後④の仕事は緊急度も重要度も高くない仕事やな。

ワタシ
ワタシ

…これは仕事なの?

TOMO
TOMO

その感覚は合ってるで。

「これは仕事?」なんて言われたら仕事ちゃうわ。

ワタシ
ワタシ

…じゃあ、みんなやらないんじゃない?

TOMO
TOMO

いや、そんなわけないのよ。

さっきの②と似ていて「とりあえず手つけれる」ってところだったり、「仕事してる風に見える」から④やと気付かないでやってる人もおる。気づきながら時間つぶしにやってる人もおる。

ちょっと質悪いねんな。

ワタシ
ワタシ

そ、そうなんだ…。

TOMO
TOMO

②とか④って仮に無くなったとしても、重要度高くないからそんなに会社には影響はないねん。

ただ、取り上げられることによって「自分の立ち位置を失う人」からすると、死活問題なんよ。

ワタシ
ワタシ

いわゆる「AIがとって代わる」みたいなのも、この②とか④に多そうだね。

TOMO
TOMO

まぁそういうことやから…。

本来としては①とか③の仕事を何とか一生懸命やるために「仕事の整理」する中で、②や④に当てはまりそうな仕事を何とかして減らしてっていう考え方が大切やね。

ワタシ
ワタシ

うん、そうだね。

TOMO
TOMO

でもそれを仮にお前一人でやってしまうと、みんななかなか自分の仕事を手放すってことはせぇへん。自分の立場を失いたくない人はなおさらな。

出来れば第三者も交えて「この仕事って本当にいるのかな」っていう目線で、徐々に断捨離して行く必要があるわな。

ワタシ
ワタシ

そっかそっか。

TOMO
TOMO

先ずはこの図をしっかりと理解して、自分の仕事を主観的に①から④まで振り分けてみぃ?

意外と①の仕事が少なかったり、③で放置されているものが多かったりみたいな「何かしらの特徴」に気づくはずや。

ワタシ
ワタシ

…なるほどね。

TOMO
TOMO

それから第三者が見て「これっている?必要?」みたいなところが見えてくれば、仕事はおのずと減っていく。

そうすれば、新しく重要な仕事にしっかり取り組めるようになるで。

ワタシ
ワタシ

うん、わかった。

先ずはこの図をしっかりと理解して、自分の仕事の場合分けしてみるよ。

TOMO
TOMO

あぁ。

それがまず第一歩やな。