~『雑談力』は社内でも必要~

人間心理
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ワタシ
ワタシ

営業職って「雑談力」が大事…みたいな話あるよね?

TOMO
TOMO

せやな。

実際にそんな本も売ってるし、結構売れとるみたいやな。

ワタシ
ワタシ

以前に営業やってた時、確かに必要だなぁとは思ってたけど…。

今の人事の仕事でも、雑談力は必要だと感じるんだよね。

TOMO
TOMO

雑談力も営業力も、社会に出れば有益な「力」やからな。

身に着けて、損は無いと思うで。

ワタシ
ワタシ

そうなんだ。

じゃあ今日は「雑談力」の基礎的なところについて、教えてもらえる?

TOMO
TOMO

構わんで。

準備はえぇか?

ワタシ
ワタシ

うん。大丈夫。

TOMO
TOMO

まず「雑談力」がなぜ必要なのかと言うと、大きく分けて2つある。

『信頼関係の構築』『承認欲求の充足』のためや。

ワタシ
ワタシ

信頼関係と承認欲求かぁ…。

TOMO
TOMO

雑談を繰り返すことで相手との関係性も築けるし、しっかり話を聴いて楽しそうな空気を醸し出せれば、相手の承認欲求も満たせるのよ。

だから、この力は結構有益なんよな。

ワタシ
ワタシ

「雑談力」だよね?

こっちから話す…って話じゃないの?

TOMO
TOMO

基本的に人は「話を聞く」よりも「話したい」って生き物や。

信頼関係を築く上で、結果的にどっちが有益かと言うと『雑談を相手に話させる』ってイメージになるで。

ワタシ
ワタシ

そうなんだ…。

別に話し手が、必ずしもコチラである必要は無いんだね。

TOMO
TOMO

まぁな。

むしろ『相手を話題の中心にして話させる』って意味合いの方が、自分は強いと思うとるで。

ワタシ
ワタシ

うーん。

雑談も奥が深いなぁ…。

TOMO
TOMO

そこで『雑談力』を大きく2つに分けると、『話のきっかけ』『話の展開』に分けられる。

つまりは「どうやって始めるか」と「どうやって広げていくか」やな。

ワタシ
ワタシ

確かに、どちらも大事だね。

そこで気をつけることを頭で理解して使える様になれば、まさに「雑談力」がついたってことになるわけだ。

TOMO
TOMO

まずは「きっかけ」からやな。

基本は「挨拶」「気づきと質問」を加えることやな。

ワタシ
ワタシ

気づきと質問?

TOMO
TOMO

社内でも社外でも、挨拶はまぁ当たり前やろ?

そこにプラスして、何かを伝えるんよ。

ワタシ
ワタシ

気づきだから…。

「髪切りました?」とか「ネクタイ新しいんじゃないですか?」みたいな感じ?

TOMO
TOMO

そこまで気づければ、十分や。

もっと身近でもなんでもえぇから、何かに気付いて何かを質問すんねん。

ワタシ
ワタシ

まぁそれが「雑談力」なわけか。

その引き出しが、スキルの差だね。

TOMO
TOMO

話題の基本は「4S」と言われとる。

「趣味」「出身」「仕事」「住処」やな。

ワタシ
ワタシ

初対面はそこから展開させていって、それをしっかり覚えて次回以降は追加で質問していく…みたいな感じね。

とりあえずこれで、ある程度は話せそうだね。

TOMO
TOMO

『自己開示』も一つの手段としてはあるんやけど、情報を開示しても自分の話は手短に…20秒くらいで終わらせて、相手に話を渡すことやな。

繰り返しになるけど「人は話したい生き物」を意識するんやで。

ワタシ
ワタシ

自分を使って話題を提供して、話の中心は常に「相手」なわけね。

その中で、会話を展開していく必要があると…。

TOMO
TOMO

そういうことやな。

話の展開にもパターンがあるけど、基本は『質問』になることが多いで。

ワタシ
ワタシ

「上手な質問」って、まさに「雑談力」がある人が得意そうだね。

TOMO
TOMO

「具体的に」とか「相手の話したいところ」を引き出す質問を、常々心がける必要があるな。

他にも『要約』なんかも意識して、「ちなみに…」とか「そうすると…」みたいな接続詞を用いて質問していければ上出来やな。

ワタシ
ワタシ

相槌だけじゃダメで、ツボを押さえて的確な質問をする…みたいな感じかな?

TOMO
TOMO

そうやな。基本は相手の話に乗っかって、褒めて、質問する。

これが出来ていれば、そうそう会話は途切れんと思うで。

ワタシ
ワタシ

…モテそうな女の子は、リアクションも上手だもんね。

「すごい」って相手を褒めながら、頷くくリアクションを大きめにとって…。

TOMO
TOMO

まぁまぁ…そんなこともあるかもな。

基本は「適切な質問」ってところやけど、そこにプラスして意識するのは『共通点』やな。

ワタシ
ワタシ

どこかで聞いた気がするなぁ…。

会話の基本は「共通点探し」みたいな話。

TOMO
TOMO

ま、自分からやろな。

人は普段から自分と同じ考え、いわば自分の意見を肯定、賛同してくれる人を探してるわけやから当然やな。

ワタシ
ワタシ

質問を繰り返していけば、いずれどこかで「共通点」を見つけることになりそうだね。

そうすれば、さらに話が盛り上がるわけだ。

TOMO
TOMO

まぁそんな感じや。

「質問」と「共通点」だけでも雑談は出来るんやけど、そこにさらに加えるとするなら…なんやと思う?

ワタシ
ワタシ

うーん…。

何だろう?

TOMO
TOMO

共通点の逆や。

『特異点』も、雑談には使える材料や。

ワタシ
ワタシ

特異点ってことは、相手との違いってこと?

TOMO
TOMO

そうや。

自分が全く知らない世界の話を、興味を持って聞いてくれたら話しやすいやろ?

ワタシ
ワタシ

例えば、僕は「釣り」「ゴルフ」「キャンプ」の経験が少ないけど…。

それについて、詳しい人に質問してみる…って感じかな?

TOMO
TOMO

せやな。

知らないことを聞いて、ギャップや違いを面白がることも使える様になればもう雑談力は相当なもんやで。

ワタシ
ワタシ

なるほどねぇ…。

あ、でも人によってはネガティブな話、悩み相談的なことを聞かれたりしたらどうすればいいの?

TOMO
TOMO

悩み相談か…。

基本は「話を聞いて欲しい」やから、しっかり話を聞いて励ますポイントを励ますってのが基本になるのぉ。

ワタシ
ワタシ

「解決策」を示す…ってよりも、

どちらかと言うと「傾聴する」ってことが、大事そうだね。

TOMO
TOMO

大体悩みは「成果が出ていない」ってことがほとんどや。

励ますのは「成果」よりも「過程」に重きを置いた方が、間違いが少ないで。

ワタシ
ワタシ

「チャレンジしたこと」だったり、「努力したプロセス」を褒める…みたいなこと?

TOMO
TOMO

まさにその通りや。

チャレンジは人が嫌がる「現状維持」から踏み出したんやから、その踏み出しを褒めてあげればえぇわけや。

ワタシ
ワタシ

「質問」が基本だけど、そこにもいくつかコツがあって…。

「共通点探し」に「違いを楽しむ」、「変化を褒める」と沢山ポイントがあるね。

TOMO
TOMO

一気に全てをやらんでもえぇ。

少しずつ出来る様になったらえぇ。

ワタシ
ワタシ

うん。

今日もありがとう。