~採用する側、される側①~

採用・就活
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ワタシ
ワタシ

「採用責任者としての、意見はどうかね?」

TOMO
TOMO

なしたん?

…お前、採用責任者ちゃうやん。

ワタシ
ワタシ

いや、そのはずなんだけど…。

役員の人からはそう見えているみたいで…。

TOMO
TOMO

採用の裁量を平社員が持つって、とんでもないな 笑

ワタシ
ワタシ

まぁ…。

1次選考の結果で落とすのとかは、自分が決めているから…。

TOMO
TOMO

確かにな。

で、何を述べなきゃあかんねん。

ワタシ
ワタシ

会社は「どんな人を採用するのか」を体系化したいそうです。

TOMO
TOMO

はぁ~。

それはまた難問やな。

ワタシ
ワタシ

そうなんだよねぇ。

もし「〇〇です」って言えたとしても、そこから説明もしなきゃいけないしね…。

TOMO
TOMO

先ずは会社の価値観揃えなあかんと違う?

今までの価値観に寄り添うのか、路線変更か。

ワタシ
ワタシ

そうだねぇ…。

やっぱり既存の価値観を変えるのは、難しいよね?

TOMO
TOMO

そりゃな。

採用したくて5年間上手くいかなくても、採用のやり方や会社の価値観を変えない会社もザラやからな。

ワタシ
ワタシ

そうだよねぇ…。その辺は、もう少し考えないといけないかも。

ウチの会社、いちおう採用は出来てないわけじゃないし。

TOMO
TOMO

価値観を変えるには、大きなショックみたいなもんが無いとな。

個人で言うと『絶望』クラスのきっかけがな。

ワタシ
ワタシ

「絶望」かぁ…。

かなり強い言葉だね。

TOMO
TOMO

それくらいの何かが無いと、会社の価値観なんて変わらんのよ。

ワタシ
ワタシ

逆にさ、今の価値観がどうなのかを測る指標みたいなのはないの?

TOMO
TOMO

今の価値観の立ち位置をか?それもまた難しいこと言うな…。

とりあえず一つの解釈だけで突き進んでないか…を知りたいかのぉ。

ワタシ
ワタシ

一つの価値観?

TOMO
TOMO

自分の持論やけど、物事の解釈には『正しさ』を求めたらあかんと思うとる。

物事には良し、悪しはない。「それについてどう思う」かはあってもな。

ワタシ
ワタシ

そうなんだ。

まぁ、TOMOみたいにいくつも視点を持つのは、結局そういうことだよね。

TOMO
TOMO

「コップに水が半分入っている」これをどう思うか。

有名な話やな。

ワタシ
ワタシ

…確か「半分『しか』入っていない」じゃなくて「まだ半分『も』入っている」って解釈する人の方が、良い評価なんだよね。

TOMO
TOMO

だから、それがちゃうって言ってんねん。

ワタシ
ワタシ

え?

TOMO
TOMO

「半分『も』って言う人」が〇って価値観になってるやろ?

どっちの解釈も、そこまで至った理由や考え方をちゃんと確認せな。それが甘いんよ。

ワタシ
ワタシ

そ、そっか…。

TOMO
TOMO

半分『も』を少し神格化しすぎなんよ。

結論をどこかで見かけて、覚えてたら誰でもそう言うやろ?

ワタシ
ワタシ

まぁ…確かにそうだねぇ。

難しいねぇ、価値観の変更って。

TOMO
TOMO

まだ、会社の価値観を変えるかすら決まってないやろ?

でも採用に過去の成功体験がある分、価値観の変更には繰り返しになるけども、大きなきっかけが必要そうやの。

ワタシ
ワタシ

やっぱり、過去の成功体験に引きずられるもんね。

TOMO
TOMO

まぁな。悪いわけじゃないけど『もう戻れない過去の状態』もあるわけやからな。

「今は今。過去は過去」って、割り切ることが必要な場面もあるやろな。

ワタシ
ワタシ

うーん…。とりあえず、今回は会社の価値観を変えずに考えてみるよ。

えーっと会議でみんなが言ってたのは…。

TOMO
TOMO

会議では、それなりに意見は出たわけか。

ワタシ
ワタシ

うん。

「能力のある人、会社に馴染む人、長く働いてくれる人、給与が安くても働いてくれる人…。」

TOMO
TOMO

ちょ、もうえぇわ。

…超抽象的やん。

ワタシ
ワタシ

そうなんだよ。

これを、体系的にしたいんだよねぇ。

TOMO
TOMO

…これはしんどいな。

まぁ、とりあえず「逆張り」してやってみよか?

ワタシ
ワタシ

逆張り?

TOMO
TOMO

要らない人材、つまりはお前の会社には馴染まないであろう人材を固めるんや。

ワタシ
ワタシ

…なんで逆からいくの?

TOMO
TOMO

普段の会社内でも、聞くやろ?

「○○はここがあかん」とか「××はもっとこうして欲しい」とか。

ワタシ
ワタシ

…確かに。

TOMO
TOMO

そこもヒントに構築していくんよ。

んで、その逆がめでたく「欲しい(であろう)人材」や。

ワタシ
ワタシ

なるほど。

そうだねぇ…。思いつく限りだと「会社への愛が足りない」とか「何回言っても分らん」とか「自分からも学ぼうとしない」なんてのは聞くかな。

TOMO
TOMO

最初のは「帰属意識」かぁ…。

難しいとこなんよな。

ワタシ
ワタシ

そうなの?

TOMO
TOMO

優秀な人材には「残って欲しい」やろ?

でも単に会社にパラサイトする奴もおる。

ワタシ
ワタシ

そうだねぇ。

まぁ、そんな感じの人もやっぱりいるみたい。

TOMO
TOMO

仕事出来ない奴は、集団から弾き飛ばされるのを恐れて自分を大きく見せたがるねん。

「出来ない」てことを、正しく評価されたくないからな。

ワタシ
ワタシ

ふむふむ。

TOMO
TOMO

だから話がでかい奴とか、言行不一致の奴には要注意やな。

会社への帰属意識やなくて、寄生意識になってもうてるからな。

ワタシ
ワタシ

なるほどねぇ…。

「何回言っても分らん人」とか「自分で学ばない人」は少し似てるかも。

TOMO
TOMO

…まぁ、何回も言っても分からないなら「そもそも、伝え方も間違ってるんちゃう?」って思わんでもないがな。

ワタシ
ワタシ

ちょっと…プライド的なのが高いのかな?

TOMO
TOMO

かもな。

自分が成長途上っていう自覚が少ないんやろな。伸びしろが少なそうや。

ワタシ
ワタシ

ここから考えると…。

うちの会社には『素直で謙虚に学び続けられる人』が向いているのかも?どう?この分析。

TOMO
TOMO

あほか。

大体の会社はそうやろ。

ワタシ
ワタシ

あ、そうか…。

TOMO
TOMO

まぁえぇわ。『素直で謙虚に学び続けられそうな人』をベースに採用の体系化進めよか。

残りはまた今度や。

ワタシ
ワタシ

わかったよ。

それまでに僕も考えてみる。