~マーケティングの基礎を学ぼう~

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ワタシ
ワタシ

こないだ、マーケティングの基本について話をしてもらったけどさ…。

TOMO
TOMO

そうやったか?

あんまり…覚えとらんわ。

ワタシ
ワタシ

そうなの?

ほら「ベンツマーケティング」って教えてくれたじゃん?

TOMO
TOMO

…それ、基本ちゃうからな。

ワタシ
ワタシ

まぁ…確かにそうか。

逆にさ、今回は基本を教えて欲しいんだ。

TOMO
TOMO

お前、自分で勉強してたんちゃうか?

ワタシ
ワタシ

まぁ…ほら?復習も兼ねて、みたいな。

お願いします。

TOMO
TOMO

都合のえぇ奴やな…。

マーケティングのいわゆる「基本」となる、一般的な話をすればいいんやな?

ワタシ
ワタシ

そうそう。

よろしく頼むよ。

TOMO
TOMO

マーケティングの解釈っていうのは、正直色々ある。

せやけど一番スタンダードなのは、やっぱり『売れる仕組みを作ること』やと思ってるで。

ワタシ
ワタシ

『売れる仕組み』かぁ…。

確かにそんな解釈、どこの本とかでも多かった気がするよ。

TOMO
TOMO

その中で大切にしなきゃいけない考えは、問題や課題の『センターピン』を探すということやな。

ワタシ
ワタシ

…センターピン?

TOMO
TOMO

そうや。

ボーリングにもセンターピンあるやろ?

ワタシ
ワタシ

…それを探すって、どういうこと?

TOMO
TOMO

ボーリングだと、そのセンターピンを倒すことってかなり大事やろ?

ワタシ
ワタシ

確かにストライクに繋がるかどうかって言うのは、大きく関わってくるね。

TOMO
TOMO

それと同じで、先ずはそこが『問題の本質や中心』ていうところを見抜く必要があるねん。

ワタシ
ワタシ

…どうやって、探せばいいのさ?

TOMO
TOMO

何でも聞くのぉ…。

まぁ、大事なことは『お客様目線』を徹底することなんちゃうかなと思うで。

ワタシ
ワタシ

お客様目線かぁ…。

TOMO
TOMO

作り手はどちらかというと「自分目線」になってしまうことが、どうしても多い。

自分が『お客様の立場』として考えるっていうのが、一番大事なんかなと思うわ。

ワタシ
ワタシ

確かに。

作ってるうちに自己満足に走っちゃう…なんてことは、あり得そうだね。

TOMO
TOMO

そして、その中で作り手が作ることに飽きてしまう。

「もうこれ以上改善は出来へん」ってなってしまうと、結局はイノベーションが止まるんやな。

ワタシ
ワタシ

うん。確かにそうだね。

TOMO
TOMO

マーケティングっていうのは、結局「相手に知らしめること」って言うニュアンスが強いわけよな?

誰かに『いいイメージを持ってもらう』ことに加えて、その『いいイメージを超える製品を作る』っていうことが、最終的には企業の使命であり、マーケティングの本質になるんちゃうかなと思うわ。

ワタシ
ワタシ

大事なのはまず知ってもらうこと、そしてその知ってもらった期待を超えることかぁ…。

TOMO
TOMO

まぁそういうことやな。

何となくは、その辺の考えは理解出来るな?

ワタシ
ワタシ

実際マーケティングって、僕が勉強した中では「ペルソナをはっきりさせる」みたいなことが多かった気がするよ。

TOMO
TOMO

まぁ、それも間違ってはいない。

ただ、一方で「絞る」だけやなくて「広げる」っていうこともマーケティングやねん。

ワタシ
ワタシ

反対の意味のやり方もあるんだね。

TOMO
TOMO

そうやな。

「差別化」を図る時には絞っていくべきなんやろうけど、対象者が少なくなりすぎるっていうデメリットもあるわな。

ワタシ
ワタシ

まぁ確かにそうだよね。

対象者を広げるマーケティングも、必要になるわけかぁ…。

TOMO
TOMO

そうやな。

そのためには、先ずは「情報分析」を徹底せなあかんわ

ワタシ
ワタシ

データやアンケートを集める…みたいなことね。

TOMO
TOMO

そこを怠ってはあかん。

余計なことはしないで大切なことに集中するためにも、まずは情報を集めることやな。

ワタシ
ワタシ

うん。

僕はその辺のこと好きだけど、きっとあんまり好きじゃない人もいるよね。

TOMO
TOMO

まぁ、そうやろな。

大切なのは、そのマーケティングっていう業務を「楽しめるかどうか」にもよると自分も思うわ。

ワタシ
ワタシ

確かにせっかく良いモノが出来ても、全然売れなかったら面白くないもんね。

TOMO
TOMO

…良いモノが売れるんちゃうんやけどな

ワタシ
ワタシ

え?どういう意味?

TOMO
TOMO

「売れたものが良いモノ」なんよ。

ワタシ
ワタシ

あぁ…そういう逆説的な考えか。

さっき期待値の話でも出てきたけど、やっぱりそこも考えるのが大事なのかな?

TOMO
TOMO

めちゃくちゃ大事やと思うで。

結局、顧客満足って「提供された価値」から「事前の期待値」が引かさって出来上がるものやからな。

ワタシ
ワタシ

その辺のコントロールも、確かに大事だね。

良い商品を作れば、何でも売れるっていう時代じゃないのかぁ…。

TOMO
TOMO

まぁ…もっと言うと「自分のところが売れればいい」っていう考えも、もう古いのかもしれんわ。

ワタシ
ワタシ

えっと…。

どういう意味?

TOMO
TOMO

「業界全体で盛り上げていく」ぐらいのニュアンスがないと、結局は市場が広がっていかんのよ。

ワタシ
ワタシ

うーん…。

TOMO
TOMO

理解出来んか?

「他社の商品が買われると、自分たちの商品の価値も上がる」みたいなイメージなんよ。

ワタシ
ワタシ

ちょっと難しいなぁ…。

TOMO
TOMO

開発の対象が「商品」だけでなく「顧客」を創造していくっていう視点も必要になるんやけど…。

まあ、この辺は少しお前にはまだ難しいのかもしれんな。

ワタシ
ワタシ

商品開発と顧客開発は違う…まぁ、なんとなくわかるけど。

TOMO
TOMO

今使ってないとしても、将来使うかもしれん顧客を作り出すことが大事なんよ。

ワタシ
ワタシ

…大人だけじゃなくて、子供にもみたいなこと?

TOMO
TOMO

まぁそれも一つの考え方やな。

ニーズを作り出せば顧客が出来上がる、顧客が出来れば自社の商品が売れる…このことをしっかりと考えなあかん。

ワタシ
ワタシ

商品やサービスを使う顧客を作り出すか…。

その視点はなかったな。

TOMO
TOMO

まぁ、あくまでも「モノを作る」っていうのは「顧客を作る」っていう『目的に対する手段』でしかないっていう考え方や。

ワタシ
ワタシ

目的と手段…。

TOMO
TOMO

『手段』と『目的』の認識、そしてそれを履き違えないこと。

これは、めちゃくちゃ大事やからな。

ワタシ
ワタシ

基本的なところでも、やっぱり難しいね。

TOMO
TOMO

その分、面白いことやと思うんよ。

「イノベーション」を起こすことにも繋がるしな。

ワタシ
ワタシ

イノベーションかぁ…。

TOMO
TOMO

新しい価値を作り出して、社会に何か変化を生み出す…ということにも繋がるやろ?

結局それが「顧客を作る」ことであり「商品を開発する」ことにも繋がるんちゃうかの。

ワタシ
ワタシ

…確かに、そうだね。

TOMO
TOMO

顧客が気づけないニーズを開発出来れば、それはもう大成功やと思うで。

ワタシ
ワタシ

ふむふむ。

TOMO
TOMO

一方で「商品を中心に考えると失敗をする」っていうのは、よくあるパターンやな。

あのApple社でも失敗してるわけやから。

ワタシ
ワタシ

なんか聞いたことあるなぁ…。

ジョブズがAppleに帰ってきて、自社製品を結局絞り込んだ…みたいな話だっけ?

TOMO
TOMO

そんなところやな。

「商品のスペックに重きを置いて、顧客ニーズを捉えきれなかった」っていうことに、繋がるみたいな話や。

ワタシ
ワタシ

「お客さんが言うことが正しいわけじゃない」って、TOMOも口酸っぱく言ってるもんね。

TOMO
TOMO

顧客の言いなりになったり、市場の反応ばっかり見てるのも正しいとは限らんのよ。

そこにこだわり過ぎると、痛い目に遭うわな。

ワタシ
ワタシ

…マーケティングの基礎の話を聞いたはずなんだけど、ずいぶんと話が展開してくね。

TOMO
TOMO

全ては「市場を見る」「情報を集める」「新しい創造をする」と繋がっていくわけやからな。

基礎といっても、その分深いんや。

ワタシ
ワタシ

…難しいけどやっぱり面白いな。

もう少し自分も勉強していかなきゃいけないと、改めて思ったよ。

TOMO
TOMO

その心意気があるんやったら、今日話した甲斐もあるわ。