~職場環境は『動機』と『環境』で成り立つ②~

採用・就活
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ワタシ
ワタシ

宿題、イロイロ調べてきたよ。

TOMO
TOMO

おぉ、お疲れ。

どないやった?

ワタシ
ワタシ

うーんそうだねぇ…。

やっぱり「若手」と「年配者」の感じてる部分の隔たりみたいなのは感じたかなぁ…。

TOMO
TOMO

ふむふむ。

ワタシ
ワタシ

若い人は『動機』はもちろん大事だけれども…それは『環境』ありきみたいな考えが多かったなぁ。

年配の人は何よりも『動機』が『環境』を凌駕する…みたいな考えっぽかった印象。

TOMO
TOMO

まぁ…そうやろな。

おそらく世の中は大体そういう風になってるわ。

ワタシ
ワタシ

…やっぱりそうなんだ。

TOMO
TOMO

あぁ。

せやからお前の会社は、至って『普通』っちゅうことやな。

ワタシ
ワタシ

うーん…。

でも実際、もっと良い状態に持っていけるわけでしょ?

TOMO
TOMO

せやな。

ほんなら仕組みをもう少し詳しく教えて、やり方を最後に説明したるわ。

ワタシ
ワタシ

うん。わかった。

TOMO
TOMO

『動機』と『環境』については前回説明しとるよな?

これらは互いに補完し合うカタチや。

ワタシ
ワタシ

うん。

どちらかだけがあってもダメなんでしょう?

TOMO
TOMO

そうなんやけど…。

世の中はどちらかというと『動機』の方に重きを置いている会社が多いわけやな。

ワタシ
ワタシ

…まさにウチだね。

TOMO
TOMO

「達成」や「承認」といった『動機』は、実際の仕事の満足度を高める上で間違いなく重要や。

ただそれはある程度『環境』が満たされているっていう実態に乗っ取って成立しとんねん。

ワタシ
ワタシ

…その感覚が、年配の人にはあんまりないんだろうね。

TOMO
TOMO

『動機』に重きを置いているから、そういう風に若手のケツを叩いても…。

「残業時間をどうにかしろ!」とか「給料を上げろ!」みたいな形で、『環境』が整っていないと不満の原因となってしまうんよ。

ワタシ
ワタシ

うん。

わかるわかる。

TOMO
TOMO

ただ、注意せなあかんのは『満足の反対が不満足ではない』ということや。

ワタシ
ワタシ

えっと…どういう意味?

TOMO
TOMO

「不満」が無くなることは実現したとしても、それが「満足」という意味ではないってことよ。

環境の整備で前回教えたやんか?

ワタシ
ワタシ

…どんなんだったっけ?

TOMO
TOMO

人はある一定の満足感を得たら、それ以上のものを与えても効果は薄いんや。

例えば年間休日は少なすぎてもあかんけど、増やしすぎても特別な効果はないってことや。人はその状況に慣れてしまうからな。

ワタシ
ワタシ

あー。

そうだっけ。

TOMO
TOMO

だから『環境』の問題をある程度解決して、不満が少なくなった状態で『動機』を満たすっていう二段階のやり方が必要やねん。

ワタシ
ワタシ

そうか…。

これをどちらかというと『動機』のみでなんとかしようとするから、歪みが生まれちゃうのか。

TOMO
TOMO

せやな。

若い人から見ると『環境』っていうのは「きちんとしていて当たり前」って解釈されがちや。

ワタシ
ワタシ

まぁまぁ…そうかもね。

TOMO
TOMO

年齢がある程度上の人は、そういう風にはあんまり思ってないことが多い。

このズレが結果として「労働環境が改善されへん」っていう原因になるんよ。

ワタシ
ワタシ

巷では『やりがい搾取』みたいに言われるよね。

TOMO
TOMO

まさに『動機』のみを満たそうとして『環境』が満たされていないっていうことが原因なんよな。

昔の人は『動機』があれば『環境』は凌駕出来るってどうしても思いがちやねんけど、今の時代はそうじゃない。

更にもう一歩踏み込むと『環境』が良ければ若者だって仕事を続けるわけちゃう。やっぱり働く『動機』は欲しいからな。

ワタシ
ワタシ

うーん。

そうかぁ。

TOMO
TOMO

『環境』をある程度整えて、その後に『動機』を与えるっていう姿勢がどうしても必要なんよ。

逆に『環境』ばっかり整えても麻薬と同じでさらに欲しくなってしまうから、企業にも整える限界はあるはずやで。

ワタシ
ワタシ

ちゃんと手順を踏んで、労働環境の整備をしなきゃいけないね。

TOMO
TOMO

そうや。

まずはしっかり基本を理解して、順序立てていろいろ改善していって欲しいわな。

ワタシ
ワタシ

うん、分かった。

ありがとう。