~『なぜ?』をうまく使えば、内定に近づく~

採用・就活
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ワタシ
ワタシ

うーん…。

TOMO
TOMO

相変わらず、今日も難しそうな顔しとんなぁ…。

ワタシ
ワタシ

履歴書だよ。

履・歴・書。

TOMO
TOMO

まぁ…それを見るのがお前の仕事やからな。

ワタシ
ワタシ

毎年それなりに数を見るんだけど…。

どれもあんまり変わり映えしなくてね…。

TOMO
TOMO

まぁ…面白い履歴書を書ける奴なんて、そうそういないからな。

ワタシ
ワタシ

面白い履歴書?

TOMO
TOMO

そうや。

相手に興味を持ってもらえる様に『意思を持った履歴書』とでも言った方がえぇか?

ワタシ
ワタシ

意思を持った履歴書…?

どういう履歴書?

TOMO
TOMO

うーん…。

じゃあ『ゴールから逆算して作った履歴書』と言おか?

ワタシ
ワタシ

…全然分かんないや。

TOMO
TOMO

…相変わらずアホやな。

その履歴書って面接で使うんやろ?

ワタシ
ワタシ

そうだよ?

当たり前じゃない。

TOMO
TOMO

面接で、面接官がする質問の9割は『なぜ』やろ?

ワタシ
ワタシ

なぜ?

TOMO
TOMO

そうや。何でもいい。

なんでうちの会社に入りたいの?」「なんでこの大学でこの学問を学んだの?」「なんでこの資格取ったの?」みたいに「なぜ」「なんで」ばっかりみんな聞くやろ?

ワタシ
ワタシ

確かにそうだねぇ…。

TOMO
TOMO

つまりはそういう事実から逆算をして…。

相手がこのことを書いたら「きっと『なんで?』って聞いてくれるんじゃないかな?」みたいな意志を持って作られているかどうかが、面白い履歴書かどうかの分岐点やな。

ワタシ
ワタシ

そっかぁ…。

逆に『意思がない履歴書』がイマイチな履歴書というか、ピンとこない履歴書なわけね。

TOMO
TOMO

そういうことや。

相手がどこに興味を持ってくれるのか』『どんなことを質問したいんか』っていう想像力が本来履歴書を作るときに一番重要なことや。

でもみんな型にはまって、いわゆる間違いのないものばっかり作ってくるから代わり映えがしないのよな。

ワタシ
ワタシ

…確かにそれは言えてるかも。

TOMO
TOMO

お前、高校生の履歴書も見るんやろ?

ワタシ
ワタシ

見るね。

TOMO
TOMO

それなら『通信簿的なもの』も当然見るよな?

ワタシ
ワタシ

まあ大学生でも見るけど…。

高校生の方が国語とか英語とかについて「勉強できるのかな?」みたいな感じで見ることは多いかな?

TOMO
TOMO

…それもちゃうな。

ワタシ
ワタシ

え?違うの?

TOMO
TOMO

より若い人材の採用なら、結局「勉強できるかどうか」より「将来の伸びしろ」を判断せなあかんで。

通信簿のいわゆる数字で書いている『左側』じゃなくて、先生から見てどういう性格とかっていう『右側』の方が全然大事や。

…お前そっちあんまり見てないやろ?

ワタシ
ワタシ

確かにどちらかというと…。

「5がある」とか「4が多い」みたいなところばっかり気にしてるかな?

TOMO
TOMO

結局、若い人材は育てていく必要があるねんから『会社に馴染む』とか、『周りと上手くやっていける』みたいなところを評価してあげたいわけで…

そうなってくると通信簿の『左側』より『右側』の方が情報としては大事やと思うで。

…まぁそこにありきたりなことしか先生が書いてないんやとしたら、察してやらなあかんな。

ワタシ
ワタシ

なるほどね…。

TOMO
TOMO

とりあえず履歴書には、相手に「なぜって?」聞きたくなるようなことが書いてある履歴書を評価してあげる。

そんなんでええんちゃうかな?

ワタシ
ワタシ

うん、わかった。

意識してその辺を読んでみるよ。