

ん?
どした?

今日もちょっと、相談がありまして…。

今日は、どういう話や?

「何度説明しても、わからない人」っていませんか?

まぁ…おるやろな。

自分なりに工夫しているつもりなんですけど、あんまりうまくいかなくて。

結論としては、それは「無理」と割り切る方がえぇで。

やっぱりそうですか…。
それは、どうしてなんですかね?

人は「異なる価値観」ってのを、当然ながら持ってるのよ。
そして、その価値観や「先入観」を通じて話を理解するからなんよ。

ちょっと…難しいです。

例えば「熊」って聞いて、君はどんなイメージをする?

そうですね…。
くまのプーさん的な、どちらかと言うと「可愛い」ってイメージが真っ先に浮かびました。

でも、人によっては「駆除対象」とか「恐い」ってイメージの人もいるやろ?
人によって同じ対象物でも、イメージする姿が違うんよな。

…確かにそうですね。

つまりは「自分のイメージが100%伝わる」ってことは、ほぼ絶対ありえんのよ。
正しく伝えることは不可能やから、そもそも「80%くらい」伝わればOKなんよな。

その考えは、あまりなかったですね…。
そう考えると「伝わらなくても仕方ない」って、考えちゃいそうです。

あとは、人は「伝えたことを忘れてしまう」ってのもあるな。
「重要じゃない」とか「興味がない」なんて判断すると、人は忘れてまうんよ。

その認識が人によって違えば、当然伝わり方も違いますね。
言った側と言われた側の「重要」の認識は、揃うことはまぁ難しそうです。

そうやろ?
だから「80%どころか、半分くらい伝わればいいか」くらいに思うて、現実はちょうどいいんよな。

逆にそういう事実だからこそ、自分としては意識して「話を聴く」ことをしたいですね。
どういうことに気を付ければいいですか?

対処法としては「俯瞰して相手の立場になる」ってことが、やっぱり大切やろな。
「先入観」だけではなくて、その人の「状況」とか「知識」も加味して話をイメージするんや。

それは「話す側」の視点ではないですか?

そうやな。
だからこそ、そういうのを意識していない人の話を注意深く聞いて欲しいんよ。

…なるほど。
理解出来ました。

「わかりやすく」って意味では、話を「何かに例える」とかしてくれる人おるやろ?
それは「何とか相手に伝えたい」って考えて、工夫してくれとる人やろな。

どんな例えにするかのセンスも、相手への理解で変わりそうですね。

あとは「結論ファースト」は最近の流行りだけども、相手は「理由」を聞きたいことも多い。
理由について端的にまとめる力も、大事やで。

確かに「理由」は大事ですよね。
わたしも、結構気になりますもん。

中身よりも「理由があること」が、大事だったりするんやけどな。

どういう意味です?

理由の納得感は、そこまで大事じゃなかったりもするんよ。
「急いでいるだけ」とか「理由でもない理由」でも、人は動いてくれるんやで?

そ、そうなんですか?
それは知らなかったです…。

人を動かすのは、結局「感情」って側面が大きいのよな。
「なぜ?」とか「どうして?」って部分があれば、人は動いてくれることも多いんよ。

その理屈でいくと、大事なのは「理由の中身」ではなくて「理由の存在」ってことになりますね…。

あとは、正直その人の「信頼」とかも大事や。
見た目とか、服装とかな。

TPOに合わせるとかですかね?
「メラビアンの法則」とかも有名ですしね。

まぁな。
なにより「好かれる」ってことが、人を動かすのには大事やしな。

確かにそれは…ありますね。

難しい理屈も言えばキリがないんやけど、例えば「抽象と具体の行き来」なんてのもあるけどな。
まぁ、また別の機会にするわ。

色々聞きましたけど、中身としては基本的なものですね。
でも、それが出来ている人が少ないんでしょうね。

「人の話を聴く」ってのは、確かに出来とる人は少ないわ。
だからこそ、それだけで価値があるんよな。

「相手をコントロールすることは出来ない」って考えは、今日の収穫でした…。
100%出来ないって思えば、少し気が楽です。

「誤解」は、まぁ生まれるのよ。
だから、あんまり気にしないことやで。

はい。
気にしません!

うむ。
素直やな。



