

お前は「仕事」してて楽しいか?

仕事?
まぁ…楽しいかと言われると、何とも言えないかも。

まぁ、そんな感じか。

楽しい人もいるだろうし、つまらない人もいるだろうね。

ある調査によると、世の中はきれいに3等分されるらしいで。
楽しいも、楽しくないも、どちらでもないもな。

そうなんだね。
「楽しい」って思う人は、どういう感覚なんだろうね?

「新しいことを適度に試せる」みたいな環境だと、楽しいやろな。
たとえ寿司が好きでも、同じネタばかりだと飽きてしまうやろ?

せめて「違う寿司屋」とか「違うネタ」が食べられないと、確かにそうかもね。
でも、仕事ってルーティンワークもあるからなぁ…。

「受け身」になってたら、ほとんどそんなもんやろな。
「自分から仕事を取りに行く」という姿勢が、新しいことに結びつくのよ。

でも、世の中的には「新しいことに挑戦」は失敗が伴うから嫌がられるかもなぁ。
自分の会社にも、やっぱりそんな人いるしね。

「試す」って行為には、そもそも失敗は無いと思うんやけどな。

どういう意味?

会社で言う「研究開発費」みたいに、必要な経費なんよ。
「向いていない」ってことが分かるだけでも学びになるし、自分に対する投資こそ「試し」なのよな。

そういう風に、考えるのね。
なるほどね。

スモールスタートなら、そんなに被害がないやろ?
とにかく目標は「小さく」やねん。

時々新しいことをするのも、気分転換にはなるしね。

毎日1つでもえぇんちゃう?
新しいことは、そもそも想定内でうまくいくことなんてないんやから。

そうかなぁ…。

「想定内」が起きていたら、そもそもそれは新しいことちゃうやんか。
それはただ「運が良かった」ってだけなんよ。

そうなのかぁ…。

「目標が変わる」ことこそ、まさに成長やと思うんやけどな。
ずっと同じこと目指してるなんて、いずれ飽きてしまうことが目に見えとるわ。

何かを試さないと、新しいことは見つからないから当たり前かぁ。

世間一般の「成功者」って呼ばれる人は、そもそも「成功の数」以上に失敗しとるわけやしな。
成功だけが目立つけども、ウラには何十倍もの失敗があるねん。

「たくさんチャレンジした人」が、つまりは「成功者」ってことか。

そうやな。
成功のために必要なのは「試行回数」なのよ。

その中の幾つかが、たまたまヒットすれば「成功者」なわけね。

何が当たるかなんて、正直誰にもわからんのよ。
だからたくさんチャレンジして、たくさん失敗するのが結局「成功」への道のりなのよ。

この辺が整理できていないと、やっぱり「失敗」を避けがちだよね…。

ただ「何もしない」と、結局何も変わらんやろ?

そうだね。

自分の中で何でもいいから「課題」を見つけて、その解決のために闇雲でもいいから動くべきよな。
そしたら、少なくとも何かが変わるからな。

でも、みんなあんまり好きじゃなさそうなんだよな。
「失敗しないで成功したい」って人が、ほとんどな気がして…。

それは、現実的には不可能やな。

だよねぇ…。

失敗もある程度経験すれば慣れてくるやろうし、まずは「記録」をつけてみることも必要やと思うで?

記録?

成長の実感と言うか、自分の「行動」の実感は持てるやろ?

それは、そうだね。

自分が「何を試したか」に加えて、その「結果と感想」を記録しておけばえぇ。
それが積み重なるうちに、自信にも繋がるんちゃうかの?

仕事も結局、日々の「積み重ね」だしね。
その積み重ねが見えている人が、「仕事が楽しい」と感じているんだろうなぁ。

お前もそれなりに頭を使こうてるんやから、しっかりと目に見える記録にした方がえぇで?

そうだね。
目に見えた記録をして、もう少し自分の自信にするよ。

仕事が「楽しい」と言えるようになるとえぇな。
