~就活に必要な『時間軸の意識』~

採用・就活
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TOMO
TOMO

今年は結局…学生は採用出来たんか?

ワタシ
ワタシ

うん。

2名採用出来たよ。

TOMO
TOMO

そうか、それは良かったな。

ワタシ
ワタシ

やっぱり新卒の採用は…。

前も聞いたけれども、難しいね。

TOMO
TOMO

難しい?

ワタシ
ワタシ

ほら。中途採用と違って「過去」がしっかりしてるわけじゃないからさ。

あくまでも「未来」を中心に人物を見なきゃいけないっていう難しさっていうか…。

TOMO
TOMO

あぁ、そういうところはあるよな。

ワタシ
ワタシ

でも前に言ってた「強み」とか「弱み」をしっかりと『時間軸』を持って喋れるかどうか…。

っていうところについては、結構今回の採用活動の中では重視出来たかな?と思うよ。

TOMO
TOMO

そうやねんな。

結局、面接や履歴書においてこの『時間軸』を意識できるかどうかっていうのは、根本的に一番大切なんちゃうかなと思ってるわ。

ワタシ
ワタシ

…ってことは「強み」とか「弱み」以外にも『時間軸』って使えるの?

TOMO
TOMO

当たり前やんか?

『時間軸』を意識して履歴書書いたり、面接で話をしたり出来るかってのはものすごい大切なんやで。

ワタシ
ワタシ

その『時間軸』の考えって、どの部分に使うことが多いの?

TOMO
TOMO

まぁ色々あるけれども…。

「志望動機」なんかには『時間軸』が特に必要やな。

ワタシ
ワタシ

へぇ、そうなんだ。

「志望動機」『時間軸』が要るんだ。

TOMO
TOMO

いや…。

むしろ「時間軸無しに志望動機を話そう」とするから、話が通じへんねん。

ワタシ
ワタシ

え?どういうこと?

TOMO
TOMO

そうやな…。

例えば「会社の経営理念に共感しました!」みたいな志望動機の学生、おるやろ?

ワタシ
ワタシ

あぁ…いるね。

結構いるね。

TOMO
TOMO

それが間違ってんねん。

ワタシ
ワタシ

え?そうなの?

間違ってるの?

TOMO
TOMO

正確に言うと…。

そこにちゃんと「時間軸を盛り込ないから間違ってる」って言ったらいいかもしれんな。

ワタシ
ワタシ

ん?どういうこと?

TOMO
TOMO

「経営理念」っていうのは、一つの『点』でしかないのよ。

ワタシ
ワタシ

点?

TOMO
TOMO

そうや。

その「点」をいくつも結び付けていった結果「経営理念」っていう話やったら分かるんやねんけども、ただの「点」で履歴書に書いたり、面接で話したりするから話が通らんのよ。

ワタシ
ワタシ

うーん…。

ちょっとよくわかんないんだけど…。

TOMO
TOMO

ええか?

「お前の会社に入りたい」っていう学生がいたとするで。

ワタシ
ワタシ

うん。

TOMO
TOMO

お前の会社をそもそも知ったきっかけが、例えば「友達がインターンシップにきていた」とか、親から「○○って会社があるよ」って話聞いたっていうところが始まりってことは、実際あるよな?

ワタシ
ワタシ

まぁそうだね。

TOMO
TOMO

それからなんとなーくお前の会社を調べてみたら…。

「休みが多いなぁ」とか「給料高そうだなぁ」とか、そういうことを思ったりってのもあるわけやん?

ワタシ
ワタシ

うん、うん。

TOMO
TOMO

それからも色々会社を見たり調べたりして行く中で、お前の会社の説明会に出るきっかけがあって…。

実際話を聞いてみたら「あーこの会社思った以上に面白そうだなぁ」みたいに思ったと。

ワタシ
ワタシ

うん、なるほどね。

まぁまぁ、そういうことってあるよね。

TOMO
TOMO

で、最終的に「会社に応募しよう」って思った決め手がたまたま『お前の会社の社長の言ってる話』だったり、『経営理念』だったりするんだけども…。

なぜかみんな『それだけ』を書いてくんねん。面接で話すねん。

『点』で表現すんねん。

ワタシ
ワタシ

あー、そういうことね。

TOMO
TOMO

「友達から教えてもらった」とか、「たまたま給与が高そうやと感じた」とか「説明会に出てこう思った」みたいな『プロセス』『時間軸』を書いてくる学生ってほとんどおらんのよ。

ワタシ
ワタシ

確かにいないね。

…なんでだろう?

TOMO
TOMO

「書いたらあかん」って思ってるんやろな?

ワタシ
ワタシ

えぇ?そうかな?

TOMO
TOMO

「最初の企業を知ったきっかけ」とか「興味を持ったきっかけ」なんかを書いたら…。

「よく思われない」と思うとるんちゃうかの?

ワタシ
ワタシ

あぁ…なるほどね。

確かに「友達から聞いた」とか「休みが多そう」みたいなのを、あえて書こうと思わないかもね。

TOMO
TOMO

そうなんよ。

最後のかっこいい部分だけ抜き出してくるから、逆に話が薄っぺらかったり、辻褄が合わなかったりするのよ。

ワタシ
ワタシ

うん、わかるわ。

TOMO
TOMO

でも、実際に企業に興味を持つなんて『時間軸』があれば…。

そもそもの「きっかけ」やったり「興味を持つ理由」だったりっていうのは色々あって当たり前やんか?

ワタシ
ワタシ

確かにそうだね。

TOMO
TOMO

そこの部分が抜けてるから、どうも話がおかしくなるねん。

ちゃんと『時間軸』を持って「徐々に企業に関心を持っていった」っていうプロセスをしっかりと説明して欲しいところやねんけどな。

ワタシ
ワタシ

…でも学生ってそうはしないよね?

あくまで『結論』の部分だけを短く書いてくるっていうのが多いかも。

TOMO
TOMO

お前、どっちが分かりやすい?

ワタシ
ワタシ

やっぱり『時間軸』を持って「過去から現在に至るまでをしっかり説明してくれてる方」が僕は好きかな?

TOMO
TOMO

せやろ?だから人に何かを説明をするときには、この『時間軸』っていうのを常に意識せなあかんのよ。

前に話した「弱み」をただ「出来ない」っていう『点』で話すんじゃなくて「昔はもっとできなかったけども、今はここまで出来る様になりました」みたいにちゃんと『時間軸』を持って話すことは、すごく大事なことなんよ。

ワタシ
ワタシ

なるほどね。『時間軸を意識して資料を作ったり、面接で説明したり』かぁ…。

うん。でもこれはすごく分かりやすいと思う。

TOMO
TOMO

就活において、この『時間軸の意識』っちゅうのはとても大切なことやねん。

大切なんやけどもみんなやってへんから、他の人とだいぶ差がつくわな。

ワタシ
ワタシ

今回採用出来た子たちは、そういう風な説明をしたわけじゃないけど…。

確かに並べてみたらちょっと差がつくかもなぁ。

TOMO
TOMO

覚えとけ。

就活に大事なのは時間軸を持った説明やで。

ワタシ
ワタシ

うん、わかったよ。