

「人に何かを伝える」ってさ、当たり前だけど難しいよね。

そうやな。
相手がいるから、結局伝わったかどうかは「相手が決める」からのぉ。

それでもテクニカル的に気をつけた良いところとか、やっぱりあるよね?
もう少し、まとめてみたいんだけど。

大事なことは「見た目」と「話し方」が8割って事実を、しっかりと理解することやな。
「なんか良いな」って相手に思わせることは、とても意味があるんやで。

確かに感じが良い人の話は、聞き入ってしまう気がするよ。
でも、ぼくはイケメンでもないしなぁ…。

他人のために「清潔感」を整えていれば、とりあえず問題ないわ。
だらしなさではなく、キチンとして敬意を払って相手に対峙すべきやろうな。

なるほど…。

そのスタート後に考えることは、お前が相手に「話す目的」を明確にすることや。
そもそも「話す」ってのは目的ではなく手段であって、話すことによって何を達成したいのか決めることが大事やで。

雑談の目的は「コミュニケーション」だろうけど、仕事の商談や交渉は具体的な目的があるもんね。
そこを、先ずは意識すると。

話すことには「相手」が必要やから、目的が決まったら相手を理解することも大事やで。
表情や状況、仕草を見ながら相手に合わせて言葉も選ぶ必要があるわな。

そこの主語が「自分」だと、なかなか話が伝わらないってことだよね。

そうやな。
話した成果があったかの評価は、話の「聞き手」がするわけやからな。

ふむふむ。
なるほどね。

陥りがちなのは「情報過多」ということもあるわな。
そもそも前提として「相手はそんなに話を覚えていられない」ということが、意識にあるかが大事やで?

伝えたいことを、少なくする必要があるのかぁ…。
具体的には、何個にすればいいの?

理想は1つやで。
「少なくともこれだけは覚えてくれ!」ってのを、自分の中で1つだけ作ることが大事やな。

少なければ、なおさら良いって感覚だよね。
自分は、あんまりそこまで意識できていないんだよな…。

伝え方としては「少なく、結論から」が基本になるわ。
抽象化をしっかりと行って、そもそも「何を伝えたいか」を短くするんよ。

短く、少なくねぇ…。

多少話したいことがあるなら、それはちゃんと「ストーリー」になっていることが大事やな。

ストーリー?

お前の物語だったり、会社や商品の物語だったり色々あるやろ?
例えばラーメン1,200円って聞いて、お前はどう感じる?

ちょっと…高いかなって思うなぁ。

それが「店主のこだわり」とか「材料の質」の話を聞いたり、作るまでの手間暇を見たらどうや?
1,200円でも「安い!」って感じることもあるんやないか?

確かに。
それは、ありそうだな。

そうやって必要なストーリーを、相手に伝えることも効果的やで。
結論もストーリーも、必要な情報の取捨選択が必要ってことや。

悪い情報は、あまり伝えたくないしね…。

少し、違うな。
弱みも効果的に使わな、もったいないな。

弱みの使い方?
どこかで聞いたような、聞いていないような…。

弱みを見せると、人は「応援」されやすくなるんよ。
苦しいとかネガティブな環境を跳ね返して、成果や目標に向かうみたいなストーリーの方が共感性が高いわ。

なるほど。
強みばかりだと、確かに自慢っぽくなるから逆効果になるかも。

強みや実績を話したいなら、そこに「運」と「応援」をセットにした方が良いかもしれんな。
話の尖りを減らす意味合いで「運が良かった」とか「みんなのおかげで」みたいに話した方が、日本人にとっては耳障りがえぇやろな。

確かに、そういう事例って多い気がする。
みんな意識してやっているんだね。

ストーリーは基本的に「共感」に対して感情的に訴える時に有効やから、状況に応じて必要な構成を考えたらえぇ。
もう一つ何より大事なのは「Fact」になるで。

Fact?「事実」ってこと?

そうやで。
「事実」がないと、話がどうにもならんやろ?

確かに、そうだね。

事実は「感情」をどちらかと言うと気にしない立ち位置で、焦点は「信頼」と「納得」になる感じやな。
その感覚を、しっかり持たなあかんで。

今日の話はそんなに難しくなかったように感じるし、どこかで聞いたような気もする…。
でも、ちゃんと出来ているかと言われると微妙かもなぁ。

そうやろ?
割とシンプルなんやけども、徹底出来ていないやろってポイントをまとめたわ。

全部出来る様に、まずはどれか一つを意識しないとなぁ…。


