

最近、新しいことばかりしている気がするなぁ…。
技術を取り入れるのも大事なんだけど、勉強ばっかりで疲れた気がするよ。

別に「未来」ばっかり勉強せんでも、歴史とか「過去」から学ぶこともあるやろ?

いやぁ…。
でも最新技術とかに比べると、学ぶものは少ないでしょ?

そんなことはないで。
物事の「本質」は、今も昔もそんなに変わらんのよ。

そうなんだ。
何か参考になりそうなこと、知っているの?

例えば「孫子」なんてのは、現代のビジネスや経営にも応用されとるやろ?
知らんか?

聞いたことはあるし、本も読んだ記憶があるけど…。
要点を理解しているかと言われると、正直微妙かも。

ほんなら今日は「孫子」について、端的に話していこうかの。
孫子の本質は、勝つと言うよりも「負けない」に重きが置かれていることが多いの。

「勝つ」と「負けない」は、どう違うのかな?

「当たり前のことをする」とか「敗因は、大体自分にある」みたいな解釈が、多いような気がするわ。
「時間軸」を意識して、長期視点での考察も多いな。

なるほど。
それは、確かに現代にも通ずるところはあるかも。

物事の結末は「ミス」とか「悪手」によることが、事実として多いんよ。
せやから「負けない」って戦い方は、理に適っているんよな。

…なるほどね。

元々は「戦に勝つため」につくられた軍略書やけども、その辺がビジネスにも通じるんやろな。
戦争においての「短期決戦」を指示したのも、長期戦では「疲弊」が多いという解釈からやな。

確かに仕事でも、ダラダラ長い作業が良いことは少ないよね…。
集中して出来る時間も、短いに越したことはないしね。

そうやな。
「体力」の使い方も、立派な資産やからな。

基本的に「負けない」とか「出来ることをする」って考え方だから、言い方は悪いけど「地味」に見えるよね。

そうやな。
「格上」とか「意味の分からないモノ」にはあまり挑まんし、見方によって「消極的」に見えるかもな。

「強い相手」に挑まずに「勝てる相手」を選ぶって言うのは、言葉だけ聞くといい感じはしないね。

「負ける」ってことは、戦争では「死」を意味するからな。
そんなこと言ってられんやろ?

…確かに。

他にも「個人」よりも「集団」での成果を挙げることに、重きを置いていたりってとこもあるで?
「情報共有」を重視して、然るべき時に一斉に動き出せるように準備したりな。

まさに「組織」とか「ビジネス」に活きそうな考え方だなぁ。
「情報化社会」なんて言葉の、遥か昔の時代の話だもんね。

下手をすると「情報」の価値は、今まで以上かもしれんわな。
「有力」かつ「正確」な情報の収集には、相当な「お金」を掛けていたらしいしな。

ホントに最近の話だとしても、違和感がないなぁ…。
なにか他にも「組織」について、触れているような話はないのかな?

優秀な部下には「責任」と「権限」を与えて任せた方が良いとか、戦わないで「仲間」にした方が良いとかあるで。
「組織管理」や「M&A」のビジョンが、当時からあったんやろな。

「戦わない」って視点は、ぼくも孫子を勉強した記憶の中で印象的だったかも。
そもそも「戦う」から「勝ち」とか「負け」って結果になるんだもんね。

そうやな。
そもそも論としての設計がこの本は面白いところやし、自分の魅せ方についても学びがあるんよ。

例えば?

「錯覚資産」って覚えてるか?

うん。
自分の能力以上に、自分を大きく見せる資産…みたいな話だよね?

孫子ではその錯覚資産は「小さい方が良い」って言っとるんよ。
まぁ「舐められた方が良い」って考えよな。

それは…真逆だね。

本質は「舐められて油断を誘う」ってイメージらしいけどな。
もちろんメリットとデメリットはあるけど、視点を変えると面白いわな。

そうだね。
視点を色々変えることは、成長においても大事だし。

似たようなことを「選択の幅を広げる」って言葉でも言うとるわ。
いろいろな勝ち方を知って、状況に応じて使い分けるってことやな。

「得意分野に一点集中」とは真逆だね。
これも「どっちが正しい」ではなくて…。

「どちらも正しい」んや。
相反する言葉を知った上で、自分なりの正解を見つけるべきや。

「円安」と「円高」みたいなものだね。
視点によって、判断基準は変わるわけだし。

そんな話を、はるか昔からしとるからな。
「歴史は繰り返す」って言葉の通り、人間の進歩はそんなにないのかもしれんわな。

そうだね。
たまにはロングセラーの文献とかも、読んでみようかな。

それもえぇんちゃう。
新しい学びに繋がるかもしれんで?



