~『プロスペクト理論』って知っていますか?~

メンタル
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TOMO
TOMO

最近、調子はどうや?

ワタシ
ワタシ

うーん…。

あまり良いとは言えないかな?

TOMO
TOMO

そうなんか?

ワタシ
ワタシ

なんかイロイロ勉強すればするほど…。

難しかったり、よく分かんなくなってきたりしてるような気がして…。

TOMO
TOMO

大人になってそれに気づいたとしても、「学べる時間」があるのは幸せなことやんか?

ワタシ
ワタシ

まぁ…そうだけどさ。

TOMO
TOMO

ほな、そこに新しい理論を教えたるわ。

ワタシ
ワタシ

…また勉強ですか?

TOMO
TOMO

…毎日が勉強や。

ワタシ
ワタシ

で、今日は何を教えてくれるの?

TOMO
TOMO

今日話すのは『プロスペクト理論』やな。

ワタシ
ワタシ

…横文字かぁ?

TOMO
TOMO

まぁ、そんなに難しい話じゃないで。

ワタシ
ワタシ

そうなの?

TOMO
TOMO

まぁ、最終的には…。

『人間が不合理である』っていう風な話になるな。

ワタシ
ワタシ

…結構そういう話多いよね。

TOMO
TOMO

そうやな。

人間ってのは本来『不合理』なのに、『合理的』だと思い込むことで様々な弊害があるからな。

ワタシ
ワタシ

…人間は不合理ねぇ。

TOMO
TOMO

そうやで。

例えば、お前の給料が今月から5万円増えたらどう思う?

ワタシ
ワタシ

えっ、理由は?

TOMO
TOMO

この場合の理由は置いといてや。

ワタシ
ワタシ

5万円増えたらそりゃうれしいよねぇ…。

あれ?それって手取り?

TOMO
TOMO

まあ、その辺はどうでもえぇねん。

ワタシ
ワタシ

そうなの?

TOMO
TOMO

じゃあ、逆に5万円減ったらどう思う?

ワタシ
ワタシ

え?なんで減ったの?

TOMO
TOMO

だから、理由は置いといてや。

ワタシ
ワタシ

そりゃ厳しいな…。5万円でしょう?

色々と削らなきゃいけないもの出てくるし…。いや、そもそも生活費足りるのかな?

TOMO
TOMO

+5万円とー5万円。

数字上だと、プラスとマイナスの値は一緒やな?

ワタシ
ワタシ

…確かにね。

TOMO
TOMO

で、どっちが感情が揺れ動いた

ワタシ
ワタシ

…感情が揺れ動いた?

TOMO
TOMO

「+5万円の気持ち」と「ー5万の気持ち」

全く一緒だったか?

ワタシ
ワタシ

いや、全然違うよ。

ー5万の方が、感情が動いたよ。

TOMO
TOMO

せやろ?

それがプロスペクト理論や。

ワタシ
ワタシ

え、どういうこと?

TOMO
TOMO

数字の変化がプラスとマイナスが同じであるならば…。

人間が合理的である前提なら当然感情の変化も同じになるんやけども、実際はそうはいかん。

ワタシ
ワタシ

なるほど。

マイナスの方が、感情に変化が大きいってことね。

TOMO
TOMO

そういうことや。

同じ数字なのに「マイナス」の方に人は大きく反応すんねん。

ワタシ
ワタシ

はぁ、なるほどね。

TOMO
TOMO

これを利用すると、こんなこともできる。

ワタシ
ワタシ

こんなこと?

TOMO
TOMO

人は「1度手にしたものを失う」っていう行為を嫌う生き物やねん。

ワタシ
ワタシ

それは…。

持っているっていう状態から無くなるってのが「マイナス」ってことね。

TOMO
TOMO

もの分かりえぇやん。

ということは「人は持っているものを手放したくない」いわば、自分の持っているものを過大に高く評価するっていう生き物ってことになるよな?

ワタシ
ワタシ

うんうん、話は分かるよ。

TOMO
TOMO

だから…。

「持っているもの」には勝手に補正が入ってるねん。

ワタシ
ワタシ

なるほどね。

TOMO
TOMO

そこを第三者として、適切に評価してやる必要があるっていうのも頭に入れとかなあかんで。

ワタシ
ワタシ

ふむふむ。

TOMO
TOMO

人はな、本当にマイナスを極端に評価してしまう生き物なんよ。