この本を読んだのは、少々前になります。結構有名なので、ミーハーなところもあったかなーと感じていますね。筆者のイメージとは違って、内容は割とスタンダードに感じました。結局のところ、ビジネスにおいての本質は、あまり大差ないと考える次第です。
大まかにテーマを書くと「絶対的価値」 「効率化への転換」 「具体化」なんてところになります。順に書いていきます。
「絶対的価値」と言うのは、他人と比較して生まれる「相対的価値」の対極にあります。「~が優れている」という評価はわかりやすいですが、ある意味でそれ以上に優秀な人には決定的に負けてしまう可能性を含んでいます。
「自分の得なところに集中して、価値を見つける」ことを幾つか進めていき、その「価値」を掛け算することで「独自性」を生み出すことを主眼に置いています。苦手なことはやらないとか、得意な人に任せてしまうことを推奨しており、巷でよく聞く「やらない意思決定」を著者も推奨しています。
「効率化への転換」に関しては「100点を目指さない」ことが、たびたび推奨されています。とにかくやってみて、80点くらいの出来をたくさん作っていく方が「成長」が速いという解釈です。自分以外をなるべく働かせて、自分はやりたいことに集中することが説かれていますので、まずは「自分のやりたいこと・やりたくないこと」を具体化することは優先事項になりますね。
「具体化」については、著者が「何を言いたいかをわからない人」や「意味のない会議」を嫌っていることが伺えます。論点が整理できていないことや、前提条件が曖昧などは確かに私も日常的に好きではありません。著者は私以上にそういうことが嫌いな様なので、無意味な会議や打ち合わせをすると堆積してしまうんでしょうね。あとはスマホを使い始めるとか。サラリーマンの私には…と思ってしまいますが、たぶん羨ましいのだと思います。
まとめてみると、割とスタンダードな内容なんですよね。まぁ「電話は悪」とか「人前でスマホを使って何が悪いの?」みたいな部分が切り取られると、イメージが固まってはしまいますが。
他にも「恥をかくことに慣れろ」はメンタル系の本にたびたび出てきますし、目的意識を持って「~したい」から始めて「だから○○が必要」なんて話もよく聞きます。細かな違いはあるかもしれませんが、やっぱりビジネスの「本質」はある程度定まっていますね。
こんな感じでビジネス書を「抽象化」して読んでみることは、割と好きかもしれません。気になった方は、本書をぜひ。


