~大切なことは大体が『手段』より『目的』~

組織・ビジネス
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ワタシ
ワタシ

世の中の「人手不足」って止まらないよね…。

TOMO
TOMO

せやな。日本では出生率がある時期から著しく下がっているから、働く人が減るのは仕方のないことやな。

もう決まった未来やから、それは仕方ないな。

ワタシ
ワタシ

採用の立場からすると…。

採用難易度はどんどん上がっていくんだよねぇ…。

TOMO
TOMO

まぁ…そういうことになるな。

ワタシ
ワタシ

これから大変だなぁ…。

思い切って採用しないとか…まぁそんなの夢物語か。

TOMO
TOMO

いや、別にそんな事ないんちゃう?

ワタシ
ワタシ

いやいや。

人がいなかったら会社は成り立たないじゃない?

TOMO
TOMO

そう勝手にお前が考えてるだけで、別に『採用がそこまで大事じゃない』かもしれんやんか?

ワタシ
ワタシ

そうかなぁ?

TOMO
TOMO

お前「ドリルじゃなくて穴が欲しい」って話は知ってるか?

ワタシ
ワタシ

え?

…なんか聞いたことあるような。

TOMO
TOMO

この根本は『手段の提案じゃなくて目的達成のサポートをする』っていう視点があると、自分は思ってんねんけど?

ワタシ
ワタシ

うわ…。

また難しそうな…。

TOMO
TOMO

なんも難しくないわ。

相手が「ドリルが欲しい」って言ってきたとして、そのままドリル渡したらただのアホやってことで。

ワタシ
ワタシ

えぇー。

だってドリル欲しいんでしょう?

TOMO
TOMO

前に「相手が欲しいものをそのまま売る仕事」は『販売』やって教えたやろ?

ワタシ
ワタシ

あぁ…そうだね。

「相手のいらないものを相手に気づかせて必要だと思わせる」のが『営業』みたいな話だったっけ?

TOMO
TOMO

それと根本は結局一緒や。

ワタシ
ワタシ

確かに似てるね。

TOMO
TOMO

相手に「サービスの必要性を想像させて、金銭の支払いに合意させる」ことが出来れば、別にドリルなんていらんのよ。

ワタシ
ワタシ

でも、ドリルがないと穴が開けられないじゃない?

TOMO
TOMO

それが「何も考えてない」ってことや。

ワタシ
ワタシ

うぅ…。

TOMO
TOMO

仮にお前がドリルメーカーの営業だとしても、「お客さんにドリルを提供」=「高いドリル売りたい」みたいな精神でいるのが良くないねん。

ワタシ
ワタシ

…会社にとっては、高い商品(利益率も含めて)を売った方がいいんじゃないの?

TOMO
TOMO

お客さんは「一回ちょっと使うだけで…」って思うてるんやったら、高いも安いもそもそもドリルを買いたくないはずやろ?

ワタシ
ワタシ

まぁ…そうだけど。

TOMO
TOMO

そしたら「なんでドリルいるんですか?」って発想が出てくるはずやろ?

ワタシ
ワタシ

そうだね。

TOMO
TOMO

ほんで、よく聞いてみたら「ドリルなんて必要ない」ってこともあるやんか?

ワタシ
ワタシ

…ちょっと難しいなぁ。

TOMO
TOMO

お前の仕事に例えてみぃ?

「採用せなあかん」ってのがドリルや。欲しいのは穴やろ?

ワタシ
ワタシ

うん。

TOMO
TOMO

そしたら『人を採用しないでも課題が解決できる方法』っていうのは別にあるかもしれんやろ?

外注するなり、設備導入するなり、人事異動するなり…。

ワタシ
ワタシ

あぁ…そういう意味ね。

TOMO
TOMO

「何を達成したいか」っていう『目的』を明確にしないうちに、ただの『手段』で悩むのはもったいないことやで。

ワタシ
ワタシ

悩むのは『目的』で『手段』で悩まない…。

そうか。以前にも聞いた『山登り』の話と一緒なんだ。

TOMO
TOMO

そうや。山頂って『目的』に対して登り方っちゅう『手段』は一つやない。正解もない。

…自分の話はこうやって話してると、同じものがやっぱり多いの。

ワタシ
ワタシ

そうだね。

確かに一回だけ聞いたっきり…っていうのは少ないかも。

TOMO
TOMO

もともと面倒やから…。

あまりたくさんのことを覚えたくないねん。

ワタシ
ワタシ

そうなの?

意外だね。

TOMO
TOMO

包丁で言うと、手元に一本だけあって『使いかたの技術で何とかしていきたい』っていうタイプやねん。

用途に合わせて包丁を変えるの面倒くさいやろ?

ワタシ
ワタシ

なるほど!

それは分かりやすい!

TOMO
TOMO

なるべく少ない知識をあちこちに当てはめた方が効率がえぇやろ?

ワタシ
ワタシ

自分もそうなれるといいけど…。

TOMO
TOMO

…まだまだ途上やろ?

精進せなあかんな。

ワタシ
ワタシ

…そうだね。