

学生に向けて、説明会以外にも結構問いかける場面が最近増えてきたんですよ。

授業だったり、ゼミの時間だったりかな?

はい。
…でも、難しいですよね。

話が盛り上がらないとか、まぁあるからね。
どんな話してるの?

最近は「やりたいこと」をどうやって見つけるか…なんて、してますよ。
評判もぼちぼち悪くないと思います。

「やりたいこと」かぁ…。
どちらかと言うと、人は「やらない理由」を見つける方が得意だからなぁ。

そうなんですよね。
みんな自分に自信がないのか、諦める方向へ向かいがちなんですよね…。

結局は自信過剰くらいに「自分のことを信じる」ってのは、根底にすごく大切だと思うよ。
失敗を恐れたら、何にもできないからね。

人のことはあまり言えませんが、私も「現状維持」とか「何もしない」って選択をするタイプですからね。
意識し始めたのは「何もしないって選択している」と、人から言われた時です。

無意識に「何もしない」を選んでいると、自然にそっちに流されるからね。
その積み重ねが、自分を形作っていくことになるからなぁ…。

そうですよね。
そもそも、生きていて大体の選択は「無意識」ですよね。

赤ちゃんの頃は「立って歩く」なんて、きっと全意識を傾けてただろうなぁ。
人は慣れるから、いつの間にか無意識になるんだよね。

意識して「自分の意志で決める」ってことをしないと、ホントに意思決定の瞬間が無くなっちゃいますよね。
だから「やりたいこと」って言われても、けっこう戸惑うみたいです。

そもそも「世界の見方」を変える必要がある気がするなぁ。
たぶん、何気なく見ていることにももっと興味が出ると思うんだけどなぁ…。

どういう意味です?

仕事でも「面白そう」って思うか、はたまた「難しそう」って思うかは自由じゃない?
常識も一緒で、あくまでも「その人の常識」でしかないと思うんだよね。

「何をやりたいか?」に気がつくのも、その人の考え方次第ってことですかね?

まぁ、そんな感じかな。
そもそも人生の目的によって、その人の物事の見方も変わるだろうしね。

確かに、そうですね。
やりたいことが見つかったら、その方向に進む方が良いですよね。

うーん…。
そうとも言い切れないところがあって、例えば「苦手」とか「弱み」にそのきっかけがあることもあるんだよね。

…そうですかね?
人生は短いから「好きなことだけに時間を使え」みたいな話、聞いたことありますよ?

自分の人生の「目的の達成」に対して、それが必要だったら取り組むべきだと思うのさ。
手段が目的化しないように、気をつけないといけないさ。

その話はときどき聞きますけど、どういう解釈をしていますか?

「手段が達成しても、目的は達成しないかもしれない」って考えているよ。そこを混同している人が、結構いるのさ。

たとえば、どんな感じですか?

そうだなぁ…。
わかりやすく「モテたい」って目的があったとするよ?

はい。モテたい。

その目的達成の手段としては、様々あるよ?
「お金持ちになる」とか「筋トレをする」とか。

あとは「仕事で成果を出す」とか「全身脱毛」とか。
色々な手段がありますよね。

その「手段」が上手くいったとしても、結局モテなかったら「目的」の達成にはならないよね?

そうですね。
「手段」は達成しても、肝心の「目的」は達成していませんね。

一方で「モテる」って言うのは、実は「幸せになる」の手段の一つでもあるかもしれないのさ。
幸せは高次の目的だとしたら、あくまでも「モテる」はその下なんだよね。

図にすると 幸せ ⇒ モテる ⇒ 筋トレ、お金持ち… みたいな感じですかね。
幸せになるのに「モテる」は必ずしも必要ではない…気もしますね。


そんな感じで自分の「根本的な目的」っていうのから、しっかり見つけていかないといけないのさ。
目的の達成は、大体が「手段」と「システム」の嚙み合わせって思っているんだけど。

どういう意味ですか?
「手段」は、なんとなくわかりますが…?

システムは、例えばモテる「場所」みたいなものかな?
モテるのは「合コン」なのか「職場」なのか「サークル」なのか…みたいな。

確かに「手段」と「システム」が嚙み合わないと、肝心な「モテる」って目的が達成されませんね。

手段やシステムは後でどうとでも考えられるから、まずは自分の人生の「目的」を意識すると良いと思うな。
そして、その目的を達成して感じる「高次な目的」が見つかっていくという感じ。

わかりました。
この流れで学生に伝えられるように、準備しておきます。


