

…というわけなんだよね。

…というわけなんですよね。

…二人して、どういうわけなんよ?

「頑張らないことを頑張る」ってことについて、僕なりにまとめてみてさ。

ふむ…。
なるほどな。

こんな感じでどうかなって?

おおむね…えぇんちゃう?
あとは「感情」の部分を、もう少し揃えれるかもやけどな。

感情…ですか?

あぁ。
どちらかというと「感情」を使わない「仕組み化」や「習慣化」やけども、結局「心穏やかに過ごす」ってことが大きな目的やからな。

なるほどね。
どんな感情を持てば、自分たちによさそうかな?

幾つか言うから、好きなモノを選べばえぇ。
まずは「正しくサボる」ことや。

え?
いきなり「サボる」ですか?

みんな、責任を勝手に背負い過ぎなんよ。
「自分はいなくても世界は変わらない」ぐらいに考えて、あんまり背負い込まない方がえぇんよ。

まぁ会社って「組織」だもんね。
僕がいなくても、会社は今日も変わらず動くよと…。

ちょっと、ろくさん!
でも、心を壊すぐらいなら、それぐらいに留めておいた方が良いのかもしれませんね…。

そもそも君らは「生きている」んやろ?
それだけで、十分100点満点やねん。

生きているだけで100点…。

貯金残高も、営業の数字も自分らとはなーんにも関係ないんよ。
減っても気にする必要はないし、むしろ「何か出来た!」ってことに目を向けるべきなんよ。

以前に「ジグソーパズルの埋まっていないピースばかり考えんな」みたいな話、TOMOからされた気がするよ。
人は「不足」が目につきやすいもんね。

そんな話があったんですか。
確かに充足していることよりも、自分も「不足」が気になります。

まぁそれが「人間」やから、意識してそこを変えていかなあかん。
人は人、自分は自分でえぇねん。

他人を気にすると、自分を相対的に過小評価してしまいがちだもんね。

自分なりゴールを見つけて、そのゴールに向けて進めばえぇねん。
誰かに認められなくても君らの「存在価値」は確かにあるし、自分のやりたいことと他人は全く関係ないやろ?

そうですね。
夢を追うって、やっぱりいいですね!

いや、それもほどほどにしとき。

えっ?
どうして?

生きているだけで、100点なんよ。
夢は叶わなくても、別に幸せやねん。

哲学ですね…。

身近な「ある」にもっと感謝することや。
君らには「眠る場所」も「お金」も「食事」も何もかも、身近に「ある」んやで?

そうですね。
イヤなこともありますけど、良いことも自分には確かに「ある」ってことですね。

イヤなことは、すべてやらなくていいならそれに越したことはないんだけどね…。

まぁそうやな。
でも、どうしてもやるなら「好きなこと」と「イヤなこと」はセットにしたらえぇ?

セット?

歌が好きなら「歌いながらイヤなことをする」とか、風呂が好きなら「風呂に入りながらイヤなことをする」みたいな感じや。
楽しみながらイヤなことが出来んかを、考えたらえぇのよ。

なるほど。
セットにすると、イヤなことも楽しめそうですね。

でも、なかなか難しいこともあるかもね。

その時には「お金」使ってでも揃えた方がえぇんちゃう?
そのためにお金使わんのは、もったいないやろ?

そうかぁ…。

まぁ、好き好きやからな。
神様に祈るぐらいなら、自分でお金使って整えていく方が現実的やろ?

「自己責任」ってことかぁ。
他責よりかは、そっちの方がまだ気が楽かもな。

他人は、わかりませんもんね。

他人の気持ちなんて、都合よく解釈してえぇんよ。
そんなのその人にしかわからんしな。

そうだね。
気にしちゃうけど、意味がないよね。

私も、結構気にしちゃいます…。

いや、もうその人にすらわからんかもしれん。
真実は、気にしても仕方ないねん。

人間関係が煩わしいから、ばっさり切る人もいるけどそれはどうなの?

私はそれは出来ないかもです…。
大切な人もいるし…。

「大切にしないと人は離れる」って認識でえぇんちゃう?
人は勝手に離れていくものやし、それを追っても仕方ないと思うで?

やり方はいろいろあるけど、人間関係は「放置するとなくなる」って感じで良いのかな?

それが、真理やろうな。
そして「手放せば、その分入ってくる」ってもの真理や。

じゃあ「必要な時には必要な人が近くにいる」って感じで良いんですかね?
あんまり頑張って人間関係を維持するのも、やっぱり大変ですし…。

まさに「頑張らないことを頑張る」だね。

ま、いろいろ話したけども…。
好きなんを持っていけばえぇ。

そうだね。
考え方一つで穏やかにもなれそうだし、逆に沈みそうだし…。

今日の話も含めて、もう一度「頑張らないことを頑張る」は意識してみます。

ほな、今日はこの辺にするで。

うん。
ありがとう。

ありがとうございました!
