~顧客は『答え』を知らない~

組織・ビジネス
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TOMO
TOMO

お前、元々営業もやってたんやったな?

ワタシ
ワタシ

そうだよ。

TOMO
TOMO

正直、営業と採用ならどっちが好きやねん?

ワタシ
ワタシ

えー、どっちが好きかなあ…。

どっちもそれなりに楽しいところとツラいところがあるから…何とも言えないかな?

TOMO
TOMO

ふぅーん。なるほどな。

ワタシ
ワタシ

まぁ…でも営業してた時の方が、対お客さんだから気苦労は少し多かったかな。

TOMO
TOMO

そうなんや。

ワタシ
ワタシ

ほら、お客さんからの要望ってたくさんあるじゃない?

その時じゃなくても後から出てきたりとか、そういうの結構大変だったんだよね…。

TOMO
TOMO

なるほどなぁ…。

まぁお前が今営業じゃないから言えることなんかもしれんけど、顧客の要望なんてほぼ『的外れ』やで?

ワタシ
ワタシ

え?的外れ?

そんなことはないと思うけど…?

TOMO
TOMO

じゃあ…。

大体顧客が求めてくるものって、全部が全部叶えられたか?

ワタシ
ワタシ

え、いや…。

実際はそんなことはなかったかなぁ…?

TOMO
TOMO

そうやろ?

相手方が言ってることを『正しい』と思って全て叶えようとすると、大体とんでもないことが起きるよな?

ワタシ
ワタシ

…まあ、なんとなくだけど言わんとしてることは分かるかな。

TOMO
TOMO

例えば…自分は前に転職エージェントしてたんやけどさ。

ワタシ
ワタシ

うん。

TOMO
TOMO

企業側の欲しい人材ニーズなんて…

本音で言うと『スーパーマン』が欲しいや。

ワタシ
ワタシ

スーパーマン?

TOMO
TOMO

まあ、極端に言うと…

「仕事が出来て、人間性も良くて、給料安くても文句言わずに働いてくれる人が欲しい」みたいな話や。

ワタシ
ワタシ

うわぁー、それって…。

TOMO
TOMO

『的外れ』やろ?

ワタシ
ワタシ

確かに…。

TOMO
TOMO

実際はその会社、その会社にあった人材。

まあこう言っちゃ悪いけど『人材の質』というか『レベル感』っていうものがある中で、大体高望みをしまくって採用がうまくいかないってことは、事例として仰山あるねん。

ワタシ
ワタシ

…なるほどね。

TOMO
TOMO

これが逆に求職者側からみると…。

仕事は楽で、休みが多くて、給料が高い会社を求めるみたいな感じやな。

ワタシ
ワタシ

まぁそんな会社、僕も入ってみたいよ 笑

TOMO
TOMO

せやろ?

まぁ求めることは自体は悪くないねんけど、現実はちゃうでっていう風な事の説明をちゃんとせなあかんわけよ。

ワタシ
ワタシ

なかなか大変な仕事だね。

TOMO
TOMO

せやから…。

そのいわば『的外れな要望』のうち『最低限どこまでがどうなのか』っていう風なところを調整するのが、営業の仕事や。

ワタシ
ワタシ

…全部が全部受け入れてたらダメって事ね。

TOMO
TOMO

そうなんよ。

『お客様は神様』みたいな考え方で言ってることを何でもかんでも叶えようとしては、実際にはうまくいかんわな。

ワタシ
ワタシ

うん。

TOMO
TOMO

「お客さんが言ったから」的に何も調整せずに帰ってくる営業やったら、時間の無駄やから活動しない方がえぇぐらい自分は思ってるんよ。

ワタシ
ワタシ

はぁー。

…結構ずいぶんと今日は言うねぇ?

TOMO
TOMO

お客様は大切や。けど神様ちゃう。

大切なのは『お金を最後払ってくれるから』やねん。

ワタシ
ワタシ

確かにそうだね。

TOMO
TOMO

でも、お客さんが答えを全部知ってるわけちゃう。

自分の持ってる知識やお客さんの要望をすり合わせるっていう風なことをしっかりとせなあかん。

これは採用にも活きる考えなんとちゃうか?

ワタシ
ワタシ

確かにそうだね。

…なんか胸に色々グサッと刺さったよ。

TOMO
TOMO

お前が少しでも何か考えて、半歩でもいいから進んでくれるとこっちとしても嬉しいんやけどな。

ワタシ
ワタシ

はい、頑張ります。