~「気にする」モノが減れば、人は幸せになれる~

メンタル
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ワタシ
ワタシ

彼、喜んでたよ。

TOMO
TOMO

彼?

ワタシ
ワタシ

ほら、こないだ話した独立した…。

TOMO
TOMO

おぉ、そうかぁ。

ワタシ
ワタシ

目線を『目の前にいる顧客に集中』し始めたら、少しずつ成果が出てきているみたい。

「少し机上論に拘ってしまっていたみたい」って反省してたし。

TOMO
TOMO

「多くの人にメッセージ発信」とか「製品の差別化」とかかのぉ。

ワタシ
ワタシ

そうみたい。

TOMO
TOMO

もちろんそれらも大事なんやけどな。今のタイミングやなかったんよ。

本やらWEBにも成功者の話はあるけど、地に足を着けてスモールスタートから拡大していけばえぇねん。

ワタシ
ワタシ

凄いまじめで、アグレッシブなとこが彼はあるからねぇ…。

TOMO
TOMO

「このままサラリーマンやと不幸になる」みたいな話も、確かしてたんやろ?

ワタシ
ワタシ

あぁ。してたね。

多分給与が頭打ちになって来て、同年代の華やかな姿に感化されたみたいな所は若干あるかもね。

TOMO
TOMO

また、その友人と話す機会はあるんか?

ワタシ
ワタシ

え?

まぁあるけど…。

TOMO
TOMO

独立して自分自身の力で製品やサービスの提供をするんやから、その辺の幸せと不幸の折り合いも伝えてもえぇかもな。

ワタシ
ワタシ

…どういうこと?

TOMO
TOMO

「人は簡単に不幸になれる」んや。何でだと思う?

ワタシ
ワタシ

突然…どうしたの?

TOMO
TOMO

パッと答えられるか?

ワタシ
ワタシ

なんか前にも聞いたような…。

あっ!「誰かと比べる」かなぁ…?

TOMO
TOMO

おぉ。正解や。

ワタシ
ワタシ

さすがに何度も聞いてるからね。

TOMO
TOMO

その友人君は「他人との比較」で不満足を感じたんがきっかけやろうけど、そもそも他人と比べると人は簡単に不幸になるのよな。

ワタシ
ワタシ

まぁ…SNSなんかにはキラキラした人たちが毎日投稿してるしね。

TOMO
TOMO

切り取られた日常を見せつけられると、どうしても劣等感を感じてまうのは人間や。

どんなに頑張ってもすぐに上位互換が溢れてる世界見ると、メンタル的にしんどいやろ?

ワタシ
ワタシ

確かにね…。

TOMO
TOMO

その点、お前は大丈夫そうやな。

ワタシ
ワタシ

えっ?

TOMO
TOMO

その友人と自分を比べて、何か思ったりしなかったんか?

ワタシ
ワタシ

うーん…。別に思わなかったなぁ。

人は人、自分は自分だしね。

TOMO
TOMO

そうかぁ。

まぁ誰かと比べなくても『数字』と比べるとすぐに差が明確になってしまうから、その辺も注意してな。

ワタシ
ワタシ

数字ねぇ…。

追い求めると永遠だし、苦しくなるよね…。

TOMO
TOMO

やっぱり大事なのは『自分の幸せに関心を持つ』事やと思うで。

これは、友人君のビジネスにも関連することやと思うけど。

ワタシ
ワタシ

自分の幸せかぁ…。でもそれって人それぞれだよね?

お金が大事って人もいるし、休日重視の人もいるし…。

TOMO
TOMO

そうやで。そこに正解は無い。

価値観は人それぞれやからな。

ワタシ
ワタシ

彼のビジネスに関係があるってのは…どういうこと?

TOMO
TOMO

人は「欲求」にお金を使うんや。

ワタシ
ワタシ

「欲求」ねぇ…。

TOMO
TOMO

せやからその『欲求』を理解して、顧客のどこにそれがあるかを考えながら話すことが大事や。

それが「この商品やサービスは○○という点が優れています!」って伝えても、相手が関心なければ意味ないのよ。

ワタシ
ワタシ

常に主体は「自分じゃなくて相手」って事かなぁ。

TOMO
TOMO

まぁそんな感じや。

目の前の一人に集中するんやったら、多くの人が思うことであろうことがその一人には正解ではないこともある。

ワタシ
ワタシ

そのステップとして、先ずは『自分の幸せ』に焦点を当てるってことね。

TOMO
TOMO

そうやな。別にそれが他人とズレてても構わんのよ。

その人、その人の価値観やから。

ワタシ
ワタシ

なるほどねぇ…。

聞けば聞くほど独立は僕には縁遠いモノに感じるよ…。

TOMO
TOMO

そんなことも無いんやけどな。

まぁ答えは人それぞれや。少なくともしばらくは友人君は色んな事に苦しむやろうけどな。

ワタシ
ワタシ

資金繰りとか、納期とか、利益とかだよね?

TOMO
TOMO

まぁな。

人の豊かさは気にしないモノの量に比例するって側面もあるから、しばらくはちょっと大変やろ。

ワタシ
ワタシ

気にしないモノの量かぁ…。

TOMO
TOMO

まぁ数年経ってみんことには分らんけどな。

少なくとも友人君は、きっかけ等はなんであれ一歩踏み出したんや。それだけでも十分価値があるわな。

ワタシ
ワタシ

様子見ながら、また声がけしてみるよ。

もちろん今日の話も教えてあげるつもりさ。

TOMO
TOMO

お人よし…やけど、それがお前らしいのかもな。