~具体と抽象③~

組織・ビジネス
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ワタシ
ワタシ

前回の話は「具体」と「抽象」の個別の話だったね。

それで、お互いの関係性についても教えてもらった感じ。

TOMO
TOMO

日常会話とかビジネスにおいて、この考え方を使えるかどうかがすごく大事なんよな。

踏み込んだ話をする前に、もう少し関係性について話そうかと思うわ。

ワタシ
ワタシ

具体的な話の前に、もう少し抽象的にってことね。

TOMO
TOMO

抽象化のイメージの一つは「少ない情報で多くのことを説明する」ってことやったな?

調理器具で言うと「包丁」と、専門道具の違いなんよ。

ワタシ
ワタシ

包丁一つだと大体対応できるけど、ピーラーやスライサーは専門的にしか対応できないもんね。

使い手の力量によるけど、素人であれば専門道具の方がある作業においては便利ってことか。

TOMO
TOMO

まさにそう言うことで、抽象化は使い手の力量によるんよな。

「自分の頭で考える」という行為が、それに当たるんやけど。

ワタシ
ワタシ

それが苦手だったり面倒だったりすると、確かに抽象化についての良いイメージはなさそうだね…。

具体を具体で理解していると、成長はないだろうなぁ…。

TOMO
TOMO

身近な具体的な「事象」を抽象化して、何かの「概念」を取り出すこと。

そしてその「概念」を別の具体的な「事例」に応用することが、理想的な姿なんよな。

ワタシ
ワタシ

「具体 →  抽象 → 具体」 が大事ってことね。

少ない事象から、大きな概念を学ぶのか…。

TOMO
TOMO

「1から10を知る」って感じが、理想的なんよ。

それに対して「具体」→「具体」は、さっきお前の言った通りに表面的な解決しか生まんのよな。

ワタシ
ワタシ

例えば「値下げして」って言われて、値下げをするイメージかなぁ?

前例通りとか、言われた通りは確かに楽かもしれないけど。

TOMO
TOMO

「具体」を欲しすぎると理解できないことには行動が出来ないし、言われたことをそのままやるだけだと一切応用が利かんのよ。

変化に対応は出来ないし、責任逃れで自分の判断を避けている奴はAIの餌食やろうなぁ。

ワタシ
ワタシ

TOMOが抽象派だろうから、少し強い言葉過ぎる気もするけど…。

そういうことになるのか。

TOMO
TOMO

別に、抽象に肩入れしているつもりはないで?

抽象を無意識に使い過ぎている奴も、結局同じでAIに代わられるんやで?

ワタシ
ワタシ

どういう意味?

TOMO
TOMO

抽象が強すぎると「精神論」とか「わかりにくい言葉」を多発するようになるって特徴があって、イメージとしては「官僚的」とか「公務員的」な感じになるんよ。

ワタシ
ワタシ

言葉がまどろっこしくて、ちょっとわかりにくい感じ?

社内にもそういう人はいるけど…。

TOMO
TOMO

「適時迅速に対応策の強化を図りたい」みたいな回答をする奴がおるやろうけど、結局「具体的には何をするんや?」ってことには答えられんのよな。

賢そうな「べき論」が多いんやけども、他人を否定してからの「代替案」とか「アクション」が無いのも特徴や。

ワタシ
ワタシ

「ベストを尽くす」とか「徹底強化」みたいな聞こえのいい感じの言葉は、会議の場面でも確かに聞くかも…。

口だけで具体的な行動がないと、責任逃れに感じちゃうよね。

TOMO
TOMO

問題の解決とは、そもそも「具体 →  抽象 → 具体」が成り立つことなんよ。

そこが出来ていない人は「具体病」か「抽象病」のどちらかに罹患しているわけで、どちらも「責任逃れ」という背景があるんやけどな。

ワタシ
ワタシ

「責任を負いたくない」って言うのは、確かにみんなあるのかもね…。

プロセスは違うとはいえ、背景は同じなんだね。

TOMO
TOMO

「曖昧にして減点を避ける」っていうのが抽象の特徴で、口だけはやっている雰囲気を出しているんよな。

一方で具体は「自分の判断を表に出さない」のが特徴で、責任を他人やルールに押し付けるんよ。

ワタシ
ワタシ

はぁ…。

なるほど。

TOMO
TOMO

そういうわけで人は「客観的な一般論」や「主観的に個別具体的な反論」を使って、人を批判する生き物と思えばえぇ。

良く話を聴いていれば、大体この2つやねん。

ワタシ
ワタシ

一般論はわかるけど、主観的な具体の反論ってどういうこと?

TOMO
TOMO

「細かな理由を付け加えた指摘」って感じやな。

「明日交通事故に遭う可能性は0とは言えないですよね?」みたいな話、限りなく起こりえないやろうけど0とは言えないやろ?

ワタシ
ワタシ

話をした側に対して、自分に有利なポイントを突いて話す感じか…。

確かに、主観的で個別具体的だわ。

TOMO
TOMO

とりあえず、そういうこともあるという理解をしておいてくれや。

まぁ大事なのは「具体 →  抽象 → 具体」の前半の「具体 →  抽象」が世の中に生きていることを知ることやと思うんよ。

ワタシ
ワタシ

そんなに世の中に事例はあるのかな?

イマイチ、まだピンときてないけど。

TOMO
TOMO

天気予報なんて、その最たる例やろ?

理論上は、毎年精度が上がっているんやで?

ワタシ
ワタシ

確かに個別の事象から、予測って意味での抽象をしているね。

TOMO
TOMO

それに加えて五感で感じ取れない、表現できないモノを人は「抽象」で説明するやろ?

「どれくらい」とか「どんな感じ」でコミュニケーションが全くできないのは、人として致命的やと思うんやけどな。

ワタシ
ワタシ

確かにそうだね。

日々の「データ」や「情報」が集まっていくうちに、人は「知識」とか「法則」を作り上げていく…そんなイメージだね。

TOMO
TOMO

プロセスには「抽象」も「具体」も大事なんやから、そこに優劣はないんやで?

まぁ「抽象」の方が、その性質上分かりにくいのは事実やとしてもな。

ワタシ
ワタシ

どうしても抽象的なことを伝えるのって、難易度が高いんだよなぁ…。

何かいい方法はないの?

TOMO
TOMO

自分は「幽霊」やと思っているから、簡単な方法はないと思うんよ。

幽霊が見えない人に、幽霊の説明をするのは難しいやろ?

ワタシ
ワタシ

あぁ…。

確かに。

TOMO
TOMO

それよか世の中の「話のズレ」を直す方が、建設的やと思うんやけどな。

ワタシ
ワタシ

話のズレ?

TOMO
TOMO

「前提条件」がズレていることの整理だったり、さっき出てきた「耳障りの良い抽象的な言葉」を具体化することやな。

そっちに注力した方が、成果が出るで。

ワタシ
ワタシ

ビジネスにおいても、この考えは使えるかもね。

TOMO
TOMO

次回は実践的な事例を基に、もう少しビジネス寄りの話をしていくわ。

だいぶ長いけど、もう少しやで。