~具体と抽象④~

組織・ビジネス
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TOMO
TOMO

さて、今までの話を受けて「ビジネス」においての抽象と具体について話していくで。

一番のポイントは「正解の有無」になるんやけども、これは学生と社会人の違いにも直結するんよ。

ワタシ
ワタシ

学生で言うと「試験」は正解があるけども、社会人における「仕事」には正解がないと言うことかな?

「偏差値の高い人が、仕事が出来るわけではない」みたいな論調の、答えのように思えるなぁ。

TOMO
TOMO

そうやな。

しかも、その社会人の世界でも一つのデバイスの出現で大きな変化が産まれたんよな。

ワタシ
ワタシ

デバイス?

スマホ?

TOMO
TOMO

そうなんよ。

スマホの出現によって、人の「具体的価値」が大きく減ったんよな。

ワタシ
ワタシ

知識を持っていなくても、スマホで今はある程度のことは調べられるからなぁ…。

困ったらググる習慣が、今や当たり前だし。

TOMO
TOMO

それに加えて生成AIの出現で、人の「抽象的価値」までも低下しているんよ。

ワタシ
ワタシ

どういうこと?

TOMO
TOMO

多少わかりにくいことも、AIを介すことで自分にしっくりくる説明に具体化してくれるやろ?

そのプロセスを人がしないのであれば、当然ながら抽象化能力は落ちていくよな?

ワタシ
ワタシ

確かに…。

スマホとAIが、具体も抽象も補完しすぎているんだね…。

TOMO
TOMO

世界は確実にこれらがあることの前提で、動いていくことになるんよ。

どういうことになると思う?

ワタシ
ワタシ

知識の詰め込みでは、スマホに勝てるわけないよね…。

「具体」をメインに考えていると、ちょっと厳しいだろうなぁ…。

TOMO
TOMO

逆に「抽象」については、どう思う?

ワタシ
ワタシ

生成AIの進歩はあるけど、イマの様子ならまだ人間が戦えそうな気がするなぁ…。

結局「具体的な指示」があることが前提だから、こっちの「うまくやっておいて」って抽象的な指示では効果的なアウトプットは出ないよね。

TOMO
TOMO

「抽象」の評価は、正直人間でも明確にしにくいところはある。

具体的な数値目標とかがない分、評価者の感覚にも左右されるしな。

ワタシ
ワタシ

なるほどなぁ…。

でもこの「抽象化」については、ビジネスの世界で重要な立ち位置になりそうなのは間違いない気がする。

TOMO
TOMO

仕事においては「抽象的」から「具体的」に流れていくことが、ほぼ全ての事象に当てはまるんよ。

状況は異なるけど、抽象的だから〇とか✕という評価になることはおかしい話や。

ワタシ
ワタシ

仕事の最初のイメージ作りは、たくさんの人の方が良いのかな?

抽象的だからこそ、漠然としたイメージはたくさん出てきそうだけど?

TOMO
TOMO

それは諸刃やと思うから、理想は一人やと思うとるわ。

多数でやると、論点が散らかることが多いんよ。

ワタシ
ワタシ

論点?

TOMO
TOMO

特殊性とか部分最適を強調されたり、実現が難しいとか人の意見の数以上に検討事項が出てくると思うで?

0→1は優秀な人がアウトプットして、1→10を個別具体的に対応すべきやと思うわ。

ワタシ
ワタシ

抽象の性格上、作る人の都合に合わせられるんだよね?

TOMO
TOMO

「本質」のような言葉で、目に見えにくいけどシンプルで重要な事柄は抽象者の主観によるわな。

これは「幽霊」と同じで、見える人と見えない人の差が激しいんよ。

ワタシ
ワタシ

説明がしにくいけど、何となく「大事そう」と捉えられるのが「本質」なんだね…。

TOMO
TOMO

ただ、この「本質」のズレがコミュニケーションギャップに繋がるんよ。

特に具体派と抽象派の話がかみ合わないのは、理解できるやろ?

ワタシ
ワタシ

具体派の人は「例外」を詰める傾向にある気がすると、この話を聞きながら思ったよ。

抽象で切り捨てられた部分が、許せないんだろうね。

TOMO
TOMO

抽象派の人は「本質はそこじゃない」って思いながら反論するやろうけども、話しているステージが違うんやから噛み合うわけがないのよ。

人の特徴として他人は「抽象化して一般化」をしがちやけど、自分は「具体化して特別化」するからな。

ワタシ
ワタシ

ルールを決める人が「抽象的」なのに対して、ルールを適用される当事者が「具体化」している風景が目に浮かぶな。

確かに階層の違う人同士の、コミュニケーションギャップは間違いないね。

TOMO
TOMO

これがより顕著なのは「上司と部下」になると思うわ。

自分はよく「リレーのバトン」に例えるけどな。

ワタシ
ワタシ

聞いたことある気がするなぁ…。

どんなのだっけ?

TOMO
TOMO

性向が部下と上司それぞれで「抽象が好き」なのか「具体が好き」なのかによって、バトンパスのズレが起こるんよ。

仕事の受け渡しという観点においては、これは結構な問題やで。

ワタシ
ワタシ

上司が「具体」で部下も「具体」だと、バトンパスはうまくいく気がするなぁ。

それは逆も然りで「抽象」同士でも相性がいいよね。

TOMO
TOMO

具体同士だと「面倒見がいい上司」みたいな見え方になるやろうし、抽象同士だと「依頼が上手い」とか「自由度が高い」みたいな評価になるやろ。

これは相性の問題で、どちらにも優劣はないと思うたらえぇな。

ワタシ
ワタシ

上司が「抽象」で部下が「具体」だと、仕事が渡せてない…よね?

逆に上司が「具体」で部下が「抽象」だと、上司が追い抜いて仕事しているんじゃない?

TOMO
TOMO

これが、大きなトラブルのもとになるんよな。

バトンが渡らないと「丸投げされた」とか「サポートがない」になるし、上司が追い抜くようなら「細かすぎてウザい」となることが明確や。

ワタシ
ワタシ

繰り返しになるけど「優劣」ではなくて、相性の問題なんだよね?

TOMO
TOMO

そうなんよ。

上司も「自分が正しい」とか「過去にうまくいっていたのに」と思いがちやけども、このリレー図を意識して欲しいわな。

ワタシ
ワタシ

色々と話を聞いてきたけど、事前の情報があったから最後のは特にしっくりきたなぁ。

このニュアンスは、多くの人に考えて欲しいね。

TOMO
TOMO

結局、仕事が出来るかどうかに活きないと意味ないからな。

理論と実践も含めて、今回の話を整理しといてくれな。

ワタシ
ワタシ

わかったよ。

ありがとう。