~『顧客ニーズ』を気にしないとは?~

組織・ビジネス
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ワタシ
ワタシ

前にさ、「お客さんの言ってることは的外れ」みたいな話してくれたじゃん?

TOMO
TOMO

あぁ、したな。

ワタシ
ワタシ

営業部の同期にその話をしたんだけども、結構納得してたよ。

TOMO
TOMO

そうなんやな。

ワタシ
ワタシ

でもさ、もう少し深く話しを考えると…。

お客さんの話って『極論聞かなくても良い』ってことになるのかな?

TOMO
TOMO

こちらが全て顧客のことを把握してコントロール出来るなら…。

極論は聞く必要はないんとちゃうか?

ワタシ
ワタシ

ただ、それは実際難しいよね…。

TOMO
TOMO

まぁそうやな。

せやから顧客のニーズを「聞く」んじゃなくて「整理する」っていう感覚が大事やって前も伝えたと思うけどな?

ワタシ
ワタシ

うん。

もう少し深く、その辺の話を教えて欲しいんだけど?

TOMO
TOMO

『顧客のニーズっていうのは永遠に尽きへん』っていう風な話は、前にしたよな?

ワタシ
ワタシ

うん、聞いたよ。

聞いていけばもうきりがないんでしょ?

TOMO
TOMO

そうや。

だからそこに『優先順位』をつけてもらって、変えなければいけないところをしっかりと把握するっていうことが大事なわけやな。

ワタシ
ワタシ

うん。

そこは前回なんとなく聞いたし、理解したよ。

TOMO
TOMO

感覚的には…。

『Will』より『Must』って感じやな。

ワタシ
ワタシ

『Will』より『Must』

TOMO
TOMO

そうや。

現時点で『確実に叶えなければいけないポイント』っていうのを絞り出して、『重要』『緊急』のマトリックスを意識するって感じでええんとちゃうかな?

ワタシ
ワタシ

『重要』と『緊急』??

TOMO
TOMO

あぁ。

本来は『重要』が上になることが多いけども、時間軸から考えると『重要』以上に『緊急』が求められることだってあるんやで?

ワタシ
ワタシ

ちょっと待って。難しいよ…。

どういうこと?

TOMO
TOMO

例えば…喉が渇いて渇いて仕方のない状況の時に、自動販売機で500mlの水が300円で売られていたとするで。

ワタシ
ワタシ

…ちょっと高いね。

TOMO
TOMO

高いと感じるのは『緊急度』が低いからやろな。

あくまで「日常」の感覚や。

ワタシ
ワタシ

…なるほど。

TOMO
TOMO

この場合はおそらく「値段」より「喉の渇き」が優先されるから…。

300円っていう値段でも、きっとその水買うよな?

ワタシ
ワタシ

『状況によって優先するものが違う』って、そういうことね。

TOMO
TOMO

そうや。だから「安く買いたい」っていう願望(Will)と「その製品が今ないと困る」っていう状況(Must)。

これをこっちで勝手に決めたらあかん。

ワタシ
ワタシ

…そうなんだ?

TOMO
TOMO

Mustかどうかは相手が決めんねん。

Willに忖度して「安くしないといけない」と考えてるのはただのこっちの妄想や。Mustをいかに相手に意識してもらうかってのが大事なんよ。

ワタシ
ワタシ

なるほどねぇ…。

TOMO
TOMO

さらに言うと、「~したい(Will)」っていう願望は裏を返すと『そこまで叶えなくても良い』っていう風な見方もできる。

そこを整理してMustまで昇華させるのも、営業の仕事やな。

ワタシ
ワタシ

なるほどね。

TOMO
TOMO

『重要』と『緊急』のマトリックスについては、日常の仕事でも言えることやな。

見てみ?

ワタシ
ワタシ

あぁ…なるほど。

仕事もこのマトリックスにおいてどこにあるか?を常に把握するのは確かに大事そうだね。

TOMO
TOMO

その辺の整理が出来る奴は、仕事がやっぱり正確やし早いわな。

『重要』と『緊急』をうまく理解出来とることになるわ。

ワタシ
ワタシ

うーん…。

ちょっとこの表使いながら、自分の仕事を振り分けてみようかな?

TOMO
TOMO

ずいぶん前向きやな、やってみぃ。

大事なことはその時その時で変わるから、『バランス感覚』が重要やで。