

最近採用活動を少し広げて、就活生以外にも話をする機会が増えているんだよね。
大学生でいうと、1年生とか2年生になるんだけどさ。

ほぅ。
新しい取り組みか。

そうだね。
就活生じゃなくて、学生に響く内容を考えないといけなくてね。

確かに話の内容は、対象者によって違うやろうからな。

で、どんな話をしたらいいのかなんだけど…。

また、参考例を聞きに来たんか?

いや、自分で考えてみたのさ。

ほぅ。
どんな話やねん?

社会では「何を」言うか、よりも「誰が」言うかの方が大事。
みたいな話にしたいのさ。

なかなかパンチのある内容やな…。
まぁ、それが真理でもあるけどな。

でしょ?
だからこそ、うまく伝えたら面白いかなって。

世の中の不条理を、早めに伝えるんか。
確かに、なかなか聞かない話やろうな。

ただ、内容をどうしようかなぁとは思っているんだ。
そこから派生して「結果」を出せば、話を通しやすくなるみたいにするつもりではあるけどね。

確かに、それはその通りやな。
だから結果を出すために「行動量」を最大化する必要があるし、そのためにどうしたらいいのかを伝える感じやな?

まさにその通りで「スピード」✕「量」✕「質」=仕事の出来って方程式を、伝えようと思ってね。
新人が最初にもちろんこだわるのは、仕事の「スピード」でしょ?

あぁ。
そうやな。

あとは「傾聴力」も、社会人にとっては大切だと思うんだけど…。
一般的なイメージだと「うまく話せる」ってことの方が、重要視されそうだから面白いかなと。

確かに、そうかもしれんな。
人はそもそも「話を聞いて欲しい」って欲求の方が、圧倒的に強いからな。

だから上手に話を聞ける人は、仕事が出来ることになってくるよね?
「相手の話を遮らない」とか「相手の話を否定しない」って姿勢が、いかに大切かを話そうかなって思ってるよ。

えぇんちゃう?

他に、何か良さげな話題はないかなぁ?
もう少しボリュームを持たせたいんだけど、対象者が就活生じゃないことも考えると…。

「失敗」の評価のイメージも違うことも、伝えてもえぇんちゃうか?
「最後までやり切った」後での失敗は、別にネガティブちゃうって話。

それは、アリかも。
やり切る責任感みたいなモノは、会社は評価するよね。

本当の意味での「プロセス評価」って、そういうことなんよな。
頑張ったかどうかというよりも、最後まで「やり切ったのか?」ってポイントは大事なんよ。

確かに、そうだね。
なるほどね。

そんな感じで「一般論」とは異なる事実をカテゴライズしておけば、まぁ関心は引けるんとちゃうかの?そ
れで言うと…最近はアレやな。

アレ?

「正論」とか「論破」は危険性が多いって話が、自分の中ではホットなんよ。

TOMOは、割と使いそうだと思うけど…。

劇薬と認識して使うのと、その意識がないのに使うのは全く違うんよ。
正論で相手が動くと思うのは、大間違いやねん。

そう…だね。
確かに、そうかもしれない。

そもそも人間は「感情」で動くことが、気持ちがえぇんよ。
いくら論理が整っていたとしても納得感は生まれないし、特に社会においてはその視点が大事なんよな。

確かに…。
でも、なんでそうなの?

結局相手を「否定」することに繋がってしまうことが多いから、その場では効果があっても長期的には良い関係性を築くことが難しくなってしまうんよな。
敵を自ら作ることが、仕事において効果があるとは思えんやろ?

まさに、その通りだね。
長期的な関係性を失うことは、メリットとは思えない。

そもそも「正論」は他人に使うものではなくて、自分を律するために使うべきものやねん。
他人と関わるときは、相手の「感情」をいかに配慮できるかどうかの方が大事や。

あ~なんかすごいしっくり来たわ。
確かに、不条理をうまく解説出来た気がするなぁ。

こんな感じでまとめてみたら、面白んちゃう?
まぁ、後は話し手の話術とかもあるやろうけどな。

そ、それはそうだけど。



