

「最近の若い子」って一概にしてはいけないんだろうけど…。
ぼくもおじさんになったなぁ…って、感じさせられるよ。

どないしたん?

「コスパ」とか「タイパ」の意識が強すぎてね。
時間を掛けて回り道するのが、どうも嫌いみたいなんだよね。

まぁ、それはあるみたいやな。
昔と違って「コンテンツが多すぎ」るわけやから、純粋に時間がないんやろうな。

ぼくが子供の頃と比べると、それは確かかもしれない…。
短時間でこなすべきことが、多いんだね。

そうなると思考や行動も、当然変わってくるやろうな。
いわゆる「倍速視聴」ってやつも、今では当たり前なんやろうな。

あ~。
ぼくは、あんまり得意ではないんだよね。

なんでや?

ドラマとか映画における「間」みたいなものが、結構好きでさ。
倍速だと、そういうのがわかりにくいんだよね。

まぁそうやろうな。
逆に、若い人はそういうの嫌いなんやろうな。

そう…なのかなぁ。

「嫌い」って言っているのに、実は「好き」みたいな考え方がないんちゃうん?
言葉で明確にするいわゆる「日本人気質」みたいなもんが、薄れているんちゃうかの?

あー。
それは、あるかも。

良いか悪いかは置いておいて、そういう若者が増えていることは採用担当として頭に入れておく必要があるんちゃうかの?
最初に結論から話すことを、より一層意識せなあかんやろな。

確かに説明会とかでも、クライマックスを最後にもっていかない方が良いのかもね。
ネタばれするくらいの勢いで、最初に答えを言ってしまうみたいな感じかなぁ。

「楽しみたい」とか「ストーリー性」よりも「知りたい」って気持ちが、強いと考えとるで。
情報が溢れてているわけやから、いかに効率的に情報を集めるかに主眼が置かれとるんやろな。

うーん…。
確かに。

時代の流れかもしれんけど「サブスク」的なサービスが、最近多いやろ?
定額で手に入った情報は、あんまり大事にされんのかもしれんで。

色んな情報から「好きなモノ」を抽出して、その部分を楽しみたいって気持ちもあるらしいよ。
好きなアーティストの好きな曲の一部とか、好きな映画の好きなキャラクターの一部とか。

…その感覚は、確かに自分にもあんまりないわ。
ただ、それを否定せずに受け入れていく必要があるしな。

対策としては、どう考えればいいかな?
説明会とか、面接とか。

さっきも言うたけど、やっぱり「分かりやすさ」をベースに考えるべきやろな。
コンテンツの内容はもちろん、タイトルや長さにも注力する必要が強うなるやろな。

じゃあ「企業が伝えたい」って情報よりも、どちらかと言うと「学生が知りたい」って情報にフォーカスする必要がありそうだね。

内容も結論ベースでスタートして、関心がある人が後半も視聴する…というスタイルが増えるようなイメージになるわな。
最後に言いたいことを言うスタイルは、まぁ好まれんやろうし。

時代…なのかなぁ。

まぁ良し悪しはあるとは思うけど、時代の流れには逆らえんからな。
そして歴史は繰り返すから、いずれこの流れも普通になるんよ。

…どういうこと?

電子書籍や、古くはレコードも最初は酷評の嵐や。
「紙でないと頭に入らない」とか「音の深みは実際に聴かないと」とかな。

…なるほど。

今や、そんなこと言うてるやつは誰や?
電子書籍なんて、もう市民権取っているやろ?

と言うことは、この「倍速視聴」も市民権を持つ日が来るんだね。

何でも、最初は批判されるんよ。
人は新しいモノを、受け入れたがらんからな。

となると、やっぱり供給側はそれに順応していく必要があるわけだよね。
ダーウィン的に言うと「変化に順応する」ってことが大切かな。

えぇこと言うやん。

これだけ動画コンテンツだけでも、サービスが溢れているわけだもんね。
差別化ももちろんだし、動画コンテンツに慣れている人に向けた対応を考えないとね。

紙ベースの説明資料よりかは、確かに動画コンテンツの充実なんかも必要かもな。

うーん…。
自分の仕事も、まだまだ終わりそうもないな。

時代の流れを読んで、その流れに合わせた仕事をしていく必要があるやろな。
