~「賢さ」を言語化すると~

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ワタシ
ワタシ

ぼくも、TOMOみたいに「頭が良かったら…」と思うよ。

TOMO
TOMO

どしたんや?

急に。

ワタシ
ワタシ

努力でどうにかなる部分も、もちろんあるけどさ。

やっぱりある程度「才能」的なところは、頭の良さに関係していると思うんだよね。

TOMO
TOMO

頭のよさ…を言語化すると、そんな簡単なもんではないとは思うけどな。

ワタシ
ワタシ

そうなの?

TOMO
TOMO

軸が2つあって「インプットとアウトプット」「具体と抽象」が整っているかどうかが、頭の良さに繋がると思うんやけどな。

ワタシ
ワタシ

わかるような、わからないような…。

TOMO
TOMO

今日は、そこについて話していこうかの。

まずは「インプット」と「アウトプット」やな。

ワタシ
ワタシ

言葉の意味を捉えると、そんなに難しくないと思うんだけど…。

TOMO
TOMO

インプット量がある人は、いわゆる「知識量がある」とか「理解力が高い」と言われるかの。

一方で、アウトプットが上手い人は「説明が上手い」と言われるかの。

ワタシ
ワタシ

まぁ、なんとなくイメージしやすいかな。

どちらの人も別の意味で「頭がいい」と感じるし、両方を兼ね備えた人もいるよね。

TOMO
TOMO

思考には「順番」も大事で、先ずは「インプット」が必要なんよな。

たくさんの情報を、自分の中に落とし込んでいくんや。

ワタシ
ワタシ

そうだね。

その後に、アウトプットだね。

TOMO
TOMO

実は、その「インプット」に「抽象化」という能力が必要なんよ。

ほんで「アウトプット」の時には、抽象化した知識を「具体化」する必要があるんよな。

ワタシ
ワタシ

…一気にわからなくなったなぁ。

TOMO
TOMO

インプットする時に、具体的な情報を集めても仕方ないんよ。

抽象化しながら、物事の「本質」を掴む必要があるんよな。

ワタシ
ワタシ

さっきの話だと、その抽象化した情報をアウトプットする時には「具体化」するんでしょ?

TOMO
TOMO

そうやで。

ワタシ
ワタシ

だったら「抽象化」を挟む必要はないんじゃない?

一回冷凍したものを、解凍する感じでしょ?

TOMO
TOMO

個別の具体的な事象を覚えても、そんなに意味はないんよな。

同じような事象が起こらないと、その経験は活かせんやろ?

ワタシ
ワタシ

そうかぁ…。

だから「本質」を掴んで、必要に応じて「具体的」にカスタマイズする必要があるのか。

TOMO
TOMO

そういうことや。

言ってみれば「賢さ」とか「頭の良さ」は、この「具体」と「抽象」の「往復運動の上手さ」やと思うんや。

ワタシ
ワタシ

また…わからなくなったなぁ。

TOMO
TOMO

たぶんさらに難しくなるんやけど、後で説明するわ。

往復運動の「距離の長さ」「スピードの速さ」「回数」について、鍛えていくイメージなんよ。

ワタシ
ワタシ

…はい。

わかりません。

TOMO
TOMO

まずは「距離」やな。

これは「抽象化」と「具体化」の深さと言うか、それぞれの「視野」というイメージなんよ。

ワタシ
ワタシ

ふむふむ。

TOMO
TOMO

広い視点で見れれば見れるほど、一つの具体的な事象から抽象化できるポイントが多いんよ。

その視野をアウトプットで発揮すれば、より具体的に分かりやすくも説明できるしな。

ワタシ
ワタシ

なるほど…。

一つの出来事から学ぶことも多くなるし、より分かりやすい説明も出来ると言うことね。

TOMO
TOMO

そんな感じよ。

次はその「速さ」やな。

ワタシ
ワタシ

これは、まだイメージしやすいかな。

「頭の回転の速さ」みたいなところは、この速さって感じかな。

TOMO
TOMO

まぁ、そうやな。

「本質」だったり「全体像」を掴むのが速い人って、やっぱりおるやろ?

ワタシ
ワタシ

確かに。

「距離」と「速さ」は、別の能力みたいだな。

TOMO
TOMO

最後に「回数」は、言葉のままその経験値になるわな。

たくさんの経験と間違いを知っているからこそ、正解に近いところを掴めるんよ。

ワタシ
ワタシ

そうかぁ…。

TOMO
TOMO

たくさんの「失敗」があるからこそ、頭の良い人は成り立っているんよな。

成功ばっかりしてる様に見えるかもしれんけど、その背景には多くの失敗を経ているんや。

ワタシ
ワタシ

なるほどね…。

単純に「才能」とか「努力」みたいな軸では、今日の話は見えなかったかもなぁ…。

TOMO
TOMO

まぁそれを学べたんなら、良い機会だったんちゃうか?

もう少し具体的に言うと「5W1H」を行き来する感じになるで?

ワタシ
ワタシ

5W1Hを?

TOMO
TOMO

質問の本質が、実は違うんよな。

一言で言うと「WHY」と「それ以外」に、別れるで。

ワタシ
ワタシ

…と言うと?

TOMO
TOMO

WHYは、基本的に「抽象化」するために使う言葉やな。

「目的」とか「本質」を掴むために、この質問は使われるんよ。

ワタシ
ワタシ

じゃあ、それ以外は…「具体化」するためってこと?

TOMO
TOMO

「どれくらい?」「いつ?」「誰が?」「何を?」「どこで?」は、全て「ぼんやりしたもの」をはっきりと「事実」を「具体化」するために使われる。

「なぜ?」のWHYだけが、事実ではなく「関係性」を問う質問なんやな。

ワタシ
ワタシ

…なるほど。

それは、考えたことなかった。

TOMO
TOMO

まぁ「頭の良さ」はこの仕組みを理解して、しっかりと「失敗」を積み重ねた先にあるってことや。

正直、まだまだお前は「失敗」が足りんのよ。

ワタシ
ワタシ

…精進します。

TOMO
TOMO

「才能」とかはいったん忘れて、先ずは努力してみたらえぇ。

まだ慌てることはないわ。

ワタシ
ワタシ

うん。

わかったよ。