

「自分を変えるためにはどうしたらいい?」って質問に、TOMOはどう答える?

唐突やな。
…やっぱり、考え方、行動、習慣…と色々変えていくことが大切やろうな。

…なるほどね。

…研修で、そういうのをやるんか?

そう。
ちょっと…考えててね。

ほんなら、ある程度項目絞って「意識すべき項目」について話しよか。

項目を絞れずにいたから、助かるよ。

1つ目は『コンディションを保つ』やな。
身体、心、知性、人間関係…これらを常に万全に近い状態に維持することが大事や。

常に体調を整えて、メンタルも平常心を保って…みたいなことかな?

それに加えて、日々勉強も続けながら良好な人間関係も意識することやな。
現状に満足しないで、様々なことを高水準で保つことを意識せなあかんな。

なるほどね…。
「常に万全の体制」っていう意識が、普段から必要ってことね。

2つ目は『人生の終わりから考える』やな。
人生は選択の連続やけど、迷ったら自分の命が尽きる時に後悔しないであろう選択を心がけることやな。

…ちょっとスケールが大きい話だね。
でもゴールがはっきりしていれば、そのゴールに向けて「どうすれば良いのか?」って考えられるね。

「今」の快楽を得ることも、間違ってはいないけども…。
「自分の葬式で周りからどう思われたい」なんて視点で判断して欲しいのぉ。

視点をどこからにするのか、どこから自分を見るのか、この辺りで考え方は変わりそうだね。
参考にするよ。

3つ目は『主体的である』ことやな。
行動や習慣を他責にしてしまうと、やっぱり途中で投げ出したくなってしまう可能性が高いわな。

そうかぁ…。
人のせいにしたりしないで、あくまで自己責任ってことね。

自分で決めるからこそ、本気になれるのよ。
自分に正直に、純粋に自分のやりたいことをやって欲しいわな。

誰かに相談したとしても、最終判断は自分…。
それぐらいの気概が必要だね。

4つ目は『優先順位を決めて、最も価値を感じることへ注力する』やな。
どうしても「やりやすいこと」から手を付けがちやけども、そんなことしてる時間は無いのよ。本当に自分がやりたいことをやらないとな。

優先順位も「誰が」っていう視点によって変わってしまうしなぁ…。
やっぱり大事なのは「自分」がどう思うのか…ってことかな?

そうやな。他人より、やっぱり自分よ。
自分が価値を感じるモノをしっかり理解して、そこに全力を注げるのが理想やな。

「行動」や「習慣」を変えるためには、ベースにある「自分の考え」をちゃんと整理しないといけなさそうだね。
結構頭を使うなぁ…。

5つ目は『緊急性より重要性』やな。
特に他人が関わってくると、どうしても緊急性に重きを置いて行動してしまいがちやから、この考えはしっかり頭の中にいれとかなあかんな。

急ぐからといって、それが大事かどうかは別モノだもんね。
この辺りも普段から「何が自分にとって大切なのか」ってことを理解していないと、行動がブレちゃいそうだね。

場合によっては「緊急であるからこそ誰かに任せる」って考えも、必要になってくるやろな。
何でもかんでも自分でこなすんやなくて、人の力を借りることも大切やで。

1つ目に挙がっていた「人間関係」のコンディションを保つことが、ここで生きてくるね。
自分一人で何でも考えがちだけど、それが全てじゃないってことね。

6つ目は『注力するのは自分の影響が及ぶことに絞る』になるかな。
アレコレと考えることも同じで、あくまで自分が悩むべきモノに絞るべきやで。

極論かもしれないけど、自分の死も他人の考えもコントロール出来ないもんね。
自分の力で何とかなることに、集中していきたいね。

その通りや。
自分が考えても行動しても、どうにもならんことは世の中にたくさんあるんや。

「気にしても仕方ないことを気にしない」って、いかにも正論っぽく聞こえるけど…。
実際は、なかなか難しいよね…。

7つ目は『WIN-WINが最終的に最も成果が大きくなると理解する』になる。
1人の力よりも、誰かと協力した方が結果が良くなることが圧倒的に多いんやけど、その根本にはWIN-WINの考えを持たなあかん。

誰かを頼ることも大切だけども…。
それは、相手に我慢を強要するようなことはしてはいけないってことかな?

そうやな。
自己犠牲も含めて、WIN-WINの状態から外れて「誰か」が我慢する状態は長続きせずに破綻してしまうから、注意が必要やな。

自分自身の「行動」や「習慣」を変えるのに対して、他人が関与するのはちょっと不思議な感じもするけど…。
自分1人よりも仲間と力を合わせた方が、高い目標に挑戦出来るんだね。

8つ目も、他人と関係することやで。
『他人と協力して相乗効果を狙う』ってことや。

イメージとしては…お互いの得意なことに注力して、最大限の効果を目指すって感じかな?

そうやな。大体偉人には相性のいい相棒がおって、双方の能力を補完して補い合って高い次元に辿り着いている例も多い。
苦手なことは他人に任せて、得意なことに自分は注力した方が効率も成果も良いわけやな。

そのためには『自分の才能』の把握はもちろんのこと『他人の才能』も把握出来ないといけないね。
どれだけ普段から、しっかりと人を見ているかも大事なんだ。

最後に9つ目は『他人の話をしっかり聴いて理解に徹する』ことになるわ。
他人の才能理解にも、協力を依頼できる信頼関係も他人のことが理解出来て初めて成立するわけやな。

確か…人は基本的に「話したい」生き物であって、あんまり人の話を聞けないんだっけ?
だからこそ、しっかり聴いてもらえる側の人間は重宝されるよね。

人は相手の話を聞いている様で、「次に何を話そうか」ってことで頭が一杯や。
せやから「しっかり聴いてくれた」という印象を与えることは、何よりも自分にメリットが返ってくるんやで。

こうやって聞いていると、自分の一人のことじゃなくて他の誰かのことも考えることが結果的に「自分を変える」ことにも繋がっているんだね。
…なんか面白いね。

もちろん、自分の「行動」や「習慣」を変えるってことは重要なんやけどな。
でも、更にそこに他の人の力も加わることで、大きな成果にも繋がるってことを把握しておいて欲しいわな。

9つも項目を教えてもらったからなぁ…。
出来ることから実践して、少しでも良いミライに繋げられたら良いなぁ。
