

「後悔は、必ずする」みたいな話、以前にしてくれたよね?

そうやな。
複数の選択肢のうち、どちらを選んでも「別の選択をすれば良かった」と必ず後悔する…みたいな話やな。

「必ずする」っていうならさ、そもそも『後悔を活かす』っていう考えが出来ないかと思ったんだけど…?

ふむ…。
後悔を活かすことは、もちろん出来るで?

やっぱりそうかぁ…。
「失敗」とかと同じで、未来に有効に活用したいと思ってね。

それはえぇ心がけやな。

そもそも、人って「どんなことに後悔しやすい」とかってあるのかな?
年齢とか、性別とかでも違うのかな?

一般的に、「家族、恋愛、キャリア、教育、お金」この辺りについて後悔しやすいって言われとるな。

なるほどね…。
どれも、確かに「あの時○○しておけばなぁ…」ってなりそうだね。

後悔の種類にも「行動した後悔」と「行動しなかった後悔」があるんやけど、これに関しては年齢において大きな違いがあるで。

年齢によって違うのか…。
やっぱり「やらなかった後悔」の方が、大きそうな気がするなぁ…。

そうやな。
若い人は「行動した後悔」も「行動しなかった後悔」もそんなに差は無いんやけど、年齢を重ねるに連れて明らかに「行動しなかった後悔」の方が増えていくな。

そうなんだ。
それは、どうしてなのかなぁ…?

やっぱり「結果が分からないから」ちゃうかの?
行動すれば何かしらの「結果」は出るけど、行動しないとモヤモヤしか残らんからやろな。

確かにねぇ…。
まさに自分も同じ様に、年齢を重ねると「やらない後悔」が増えてきたような気がするよ。

若い人は差があまりないけども、歳を重ねると「やった後悔」と「やらなかった後悔」の差は2倍近く開く…ってデータもあるみたいやで。

「とりあえずやっておけ!」みたいなテンションでも、良いのかもなぁ…。

ここからは『後悔を活かす』ために必要なことを、少しまとめていこか。

ただ後悔だけしていても、もったいないもんね。どんなやり方があるのかな?

まず大事なことは、しっかり『アウトプット』するってことやろうな。紙に書いたりして可視化する必要があるわな。

頭の中でモヤモヤさせるんじゃなくて、しっかりと向き合うってことだね。

そうやな。
思考を整理すると同時に、過去の後悔を参考にしっかりと対策を立てるってイメージになるな。

後悔とかみたいな「ネガティブ」なことだけじゃなくて、選択肢を選んで成功した「ポジティブ」な部分も書いた方が良いのかな?

いや、それはやらんくてもえぇと思うで。

そうなの?
どうして?

成功体験の方が、どうしても人間の記憶に残りやすいんよ。
えぇことも書いてしまうと、そこばっかり見て改善する意欲が減ってしまう恐れがあるんや。

なるほどね。
あくまでも『後悔』を活かすことが、今回のテーマだもんね。

書き出したことを見返して次にやるべきことは、2つある。
「分析して教訓を導き出す」ことと、「自分を特別ダメだと思わない」ことや。

ふむふむ…。

おススメは自分を客観視して、第三者的な立場としてアドバイスすることやな。
自分事で考えるとどうしても視野が狭くなるけども、客観的にアドバイスしてあげる方が今後に活かし易いと思うで。

確かにそうだね。
視野を広げるのには、自分を客観視するのは大切なことだもんね。

もう一つ大事なのは、そんなに落ち込まないことや。
同じ失敗をしてる人はたくさんおるし、自分に優しく接することで後悔を真正面から受け入れられるで。

どうしても後悔の時はきっと「自分がダメなやつ」って思いがちだよね…。
反省を生かすためにも、しっかり受け入れる方法として大切なのかもね。

こんな感じで『後悔』は人間誰でもするし、それを受け止めて次に活かせれば全然えぇと思うんよ。
そして、最終的に『未来の後悔を予測』することが出来たら最高やねん。

過去の経験から「こんなことが起こりそう」って予測して、早めに対策を立てるってことね。

そうやな。
そうすれば『後悔』を無駄にしないで、未来の糧に出来るやろ?

「失敗」にしろ「後悔」にしろ、結局それを活かせるかどうかは自分次第なんだねぇ…。
ただそのまま放置するともったいないね。

せやな。
「経験」として学んだことを忘れずに、次に繋げて欲しいのぉ。

よし、わかったよ。
僕も前向きにチャレンジして「あの時○○しておけば…」という後悔を減らせる様に頑張るよ。

その調子や。
しっかり学んでいけば「後悔」なんていい思い出になるで。
