~『優秀』な人材ってどんな人なの?~

人間心理
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ワタシ
ワタシ

会社から「優秀な人材を採用せよ」って、改めて言われたんだけどさ…。

そもそも「優秀」って、正確に定義出来るのかな?

TOMO
TOMO

正確な定義は、難しいやろな。

各企業で「優秀」の持つ意味合いは、絶対的に違うやろうからな。

ワタシ
ワタシ

やっぱり、そうだよねぇ…。

TOMO
TOMO

まぁ「絶対的に」は出来んけども、ある程度「抽象的に」は出来るかもしれんで?

ワタシ
ワタシ

そっかぁ。

とりあえず抽象的なモノを学んで、過去の傾向やイメージなんかと比較して採用に活かしてみようかな?

TOMO
TOMO

「どこの会社も欲しい人材」を言語化する感じやのぉ。

まずは『聴きながら要約出来る』人材は、やっぱり優秀やな。

ワタシ
ワタシ

「聞きながら要約」かぁ…。

たまにいるよね。こちらが長々と話してしまったと思ったら「要するに…」みたいな感じでまとめてくれる人。

TOMO
TOMO

それが全く的外れのエセ優秀も多いんやけど、やっぱり「的確に要約出来る」人間は頭の回転が速いと思うわ。

ワタシ
ワタシ

エセ優秀か…。

確かにいるかも…。

TOMO
TOMO

要点を捉えながら聞いてくれるから、こちらとしても話がしやすいのよな。

こんな風に抽象的な「優秀」のイメージやったら、なんぼかあるで?

ワタシ
ワタシ

新卒の学生と言うよりかは、中途採用の採用時に検討するポイントかもなぁ…。

他には、どんな特徴があるかなぁ?

TOMO
TOMO

行動に『優先順位』をつけて的確に動いている人もそうやろな。

重要と緊急をしっかりと把握した上で、今すべき行動からしっかり取り組めてるんよ。

ワタシ
ワタシ

うわぁ…。

それは優秀だ…。

TOMO
TOMO

なかなか出来んことやからな。

こんな人を見かけたら、スカウトでもしたくなるかもな。

ワタシ
ワタシ

自分軸って言うか、『芯』をしっかり持って仕事してるイメージだなぁ。

TOMO
TOMO

そうやな。

自分の『目標管理』なんかも、しっかり出来てるやろうな。

ワタシ
ワタシ

ゴールが見えているから、そこから逆算して必要な行動を把握しているんだろうな。

うーん…そんな人材に、僕もなりたいよ。

TOMO
TOMO

それに加えてと言うか…土台もしっかりしてるんやと思うで。

土台ってのは『コンディション管理』とか『モチベーション管理』のことやな。

ワタシ
ワタシ

なるほど。

確かに健康は仕事において一番重要だろうし、モチベーションも成果に直結する重要な要素だもんね。

TOMO
TOMO

『優秀』な人材に対する抽象的な理想像やけど…。

ここまで全部がしっかりしている完璧な人材は、そうそうおらんやろな。

ワタシ
ワタシ

そりゃあそうでしょ…。

自分一人で独立して、バリバリ仕事してそうな感じと言うか「超人」にすら見えてくるよ。

TOMO
TOMO

せやけど、他人に頼るというか「自分一人で何でもしない」っていう側面もあるから、またえぇのよな。

ワタシ
ワタシ

これだけ完璧そうな人でも、他人の力を借りたりするんだ…。

超人が頼る人は、どんな超人なんだ…?

TOMO
TOMO

冷静に考えてその道の「専門家」と比較すると、優秀な人も学ぶべきことがあるって知っているんやろ。

自分一人の考えに固執せんで、専門家や他人の意見を取り入れる『柔軟性』も持ち合わせているんよ。

ワタシ
ワタシ

そ、そこまでくるともう非の打ち所がないなぁ…。

芯があるのに柔軟なんて、人間とは思えないよぉ…。

TOMO
TOMO

まぁ『優秀』の抽象像やから、すごい所盛りだくさんでもえぇやろ。

「これぞ『優秀』の極み」みたいな話で聞いといてくれ。

ワタシ
ワタシ

今日出てきた話の1つでも当てはまれば、「優秀」って言ってもいいんじゃないかと思うよ。

自分はもちろん、他人との関係性までしっかりしているなんて凄すぎるもの…。

TOMO
TOMO

そうやな。

自分の『軸』はしっかりあってブレないけども、他人の意見を取り入れる『柔軟性』も持っているって相反することが出来るわけやからな。

ワタシ
ワタシ

「自分は、自分。他人は、他人。」みたいな感性もありつつ、人の意見を広く取り入れるなんて今の僕には到底無理だなぁ…。

TOMO
TOMO

あんまり落ち込まんと。

ほとんど、サイボーグみたいな「理想像」を想像させてしもたからな。

ワタシ
ワタシ

ま、まぁね…。

今日の話の一部でも持ち合わせている人と、出会えるかなぁ?

TOMO
TOMO

…出会ってどうするんや?

自分の会社に勧誘でもするんか?

ワタシ
ワタシ

多分しないかなぁ。

あくまで「学ばせてもらう」みたいな感じだと思うよ。

TOMO
TOMO

そうかそうか。

まだ他人から「学ぶ」意欲はあるか。

ワタシ
ワタシ

想像で落ち込んでても、仕方ないしね。

機会があれば、しっかり学ばせてもらいたいよ。

TOMO
TOMO

…インドの2匹の狼の話って、知っとるか?

ワタシ
ワタシ

…知らないなぁ。

TOMO
TOMO

人間は心の中に2匹の狼を飼っとる。

「黒い狼」と「白い狼」や。

ワタシ
ワタシ

黒と白の狼…。

TOMO
TOMO

『黒い狼』は人の「怒り、嫉妬、強欲、傲慢、悲しみ、劣等感、エゴ」なんかの『負の感情』を象徴しとる。

一方で『白い狼』は人の「優しさ、喜び、愛、希望、うららかさ、共感、平和」なんかの『肯定的な感情』を象徴しとるんや。

ワタシ
ワタシ

負の感情を持つ「黒い狼」と、肯定的な感情をもつ「白い狼」ね。

TOMO
TOMO

この2匹の狼が争うことになったとする。

…どっちが勝つと思う?

ワタシ
ワタシ

えっ…。

どっちだろう…?

TOMO
TOMO

それはな、お前が育てた方や。

ワタシ
ワタシ

僕が…育てる?

TOMO
TOMO

「時間を掛けてエサをあげた方」とも言えるかのぉ。

自分に負の感情を与え続けた人は「黒い狼」が勝つやろうし、自分に肯定的な感情を与え続けた人は「白い狼」が勝つねん。

ワタシ
ワタシ

…なるほどね。

狼は『自分の心』を映しているんだね。

TOMO
TOMO

そういうことや。

日常生活の過ごし方で、自分の人生は変わるんや。

ワタシ
ワタシ

…どうせなら「白い狼」に勝って欲しいかな。

TOMO
TOMO

まぁ、大体は人間はそうやろうけどな。

ただ、今2匹の争いが起きたとして…果たして「白い狼が絶対に勝ちます」って胸を張れる人は、一体どれくらいやろうな…?

ワタシ
ワタシ

…。

TOMO
TOMO

心にいる『黒い狼』を育てないようにな。

ワタシ
ワタシ

うん。わかったよ。